昨年、マッスルゲートのウーマンズレギンスで大会デビューをして好成績を収め、今年からドリームモデルにカテゴリー変更した小池夕紀(こいけ・ゆき/49)さん。ビキニフィットネスで活躍する女子高生・小池星蓮の母だ。ドリームモデル初挑戦となったマッスルゲート大阪大会では、身長別と年齢別の両方で優勝した。すばらしい結果だったが、なかなか思い通りにいかないこともあったようだ。
「新しいことに挑戦してみたかったのと、ドレスに憧れがあって」
小池さんがドリームモデルへ挑戦するにあたって、一番こだわったのは身体づくりだ。
「レギンスのときとトレーニングは変えています。ずっと同じが飽きるというのもあるのですが、フリーウエイトとマシーンの割合を変化させたり、女性の中ではパワーがある方だと思うので、最後の一カ月は二頭筋と三頭筋のトレーニングをやめて元々マッシブな腕を細く、ウエストのために体幹も控えめにしたり、ドリームモデルの基準に合うよう意識しました」
ドレスを着て、ヒールも履くのでポージングの練習にも熱が入った。
「ポージング練習は毎日トレーニング後に、ドリームモデルの動線をひたすら繰り返しました」
ヒールで片足立ちや、走れるくらいまでになったそうだ。また、ポージングについては色々なタイプの選手を何人も見て研究した。
「自分には余り色気あり過ぎのしつこめのポージングは似合わないと思ったので、シンプルで体勢が崩れずプレアクションでも隙のない動きを意識しました」
身体づくり、ポージング、ヘアメイクと、念入りに準備をしてきたが、当日はアクシデントがあった。
「控え室で時間かけてネイルチップをつけたのですが、ドレスに着替えたら全部飛んで行ってしまいました。あきらめて自爪で出場しました」
また、一番こだわったという身体づくりに関しても、「なかなか思い通りにいきません。今回はベストが二週間前で当日はイマイチの仕上がりでした」と振り返る。
絞りすぎて迷いが出てしまい、また体重を戻したそうだ。ともあれ、悲観的になっているわけではない。小池さんは次の大会に向けて、前を向いている。
「一大会ごとに気を付けて修正していきたいです。次回神戸大会ではさらに進化しているように頑張ります!」
取材:あまのともこ 撮影:上村倫代