7月27日(土)、ひの煉瓦ホールにて『SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO CHAMPIONSHIP』が開催され、千原由理奈(ちはら・ゆりな / 26)さんがビューティーフィットネスモデル部門でグランプリの栄冠を手にした。
サマスタデビューから3年目となる今季。シーズン初戦となる今大会に懸ける想いは、誰よりも強かった。
「実は夏のPRO戦は2年連続で結果を残せていなかったので、ようやくグランプリを獲得できたことは心から嬉しく思います。昨年の12月から、この夏のPRO戦に懸けたいという想いは強くて。3度目の正直として、今までで一番強い想いを持って臨んだ大会といっても過言ではありません」
骨格的な要因はあるものの、ウエストの細さには課題を抱えていたという千原さん。それでも「ウエストを細くしよう」と意識をしすぎるのではなく、「ウエストが細く見える」ためのトレーニングを行う工夫を積んできた。
「ウエストを細く見せるためにお尻のサイズアップ、そして背中の広がりの強化を図りました。特にお尻のサイズアップでは、今までは行っていなかったスクワットを取り入れました。低重量ではありますが、お尻に効かせる意識を持ち、トップの高さとボリュームアップを図ることでメリハリのある身体に見せる作戦に移行したのです」
一つひとつの動きを丁寧に行い、無駄な動作は一切ないほどこだわりを持ってトレーニングに励む姿は千原さんの大きな強みである。
「背中においても下背からの広がりに伸び代を感じていたので強化をしてきました。下から引き上げるワンハンドロウイングでは収縮をしっかりとかけることは意識していましたね。また、左右差が生まれないよう、フォームチェックは細かく行いました。弱点部位は少ない時間であったとしても毎回トレーニングするよう心がけていたいので、少しずつ身になったかなと思います」
夏のPRO戦で見事勝利を収めグランプリを獲得した千原さんだが、早くも12月のPRO戦を見据えていた。
「まずはフィードバックで指摘を受けた、肩の左右差の修正は必須であると考えています。また、ウエスト周りの強化は継続ですね。くびれをどれだけ出せるかが勝負です。ハイレベルなPRO戦で納得のいく成績を残すためにも細部までとことんこだわっていきます」
PRO選手として常にトップを走り続けている千原さん。安定した強さを実現するために日頃から意識していることを伺った。
「どんな時も初心を忘れません。そして、何度グランプリをいただいても目標は常に明確に定め、想いを大切にするのです。日頃からサポートをしてくださっている人への感謝の気持ちを胸に、やるべきことを徹底的にやり続ければ自ずと成果に結びつくと信じています」
12月に控えるPRO戦まで半年を切った。2024年は悲願の年間女王なるか。千原さんの戦いはすでに始まっている。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
-サマスタ選手, コンテスト
-サマースタイルアワード, SSA