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「ブヨブヨ三段腹」がコンプレックスだった元CAが12kgの減量でビキニモデルの選手に【筋トレビフォーアフター】

「太りすぎて三段腹や健康状態が気になっていました。お腹周りがブヨブヨなのがコンプレックスでした」と語るのは、ボディコンテスト団体「サマースタイルアワード」のビキニモデル部門で活躍する佐分尚美(さぶり・なおみ/58)さん。

【写真】三段腹を解消!佐分尚美さんの変身!

20代でCAとして活躍していたものの、産後や更年期後の激太りに悩んでいたという。絶望的な気持ちを抱えていたそのとき、偶然訪れた整体治療院での出会いが、人生を変えるきっかけとなった。

「『昔CAをしていたんですよ』という話から始まり、その治療院のスタッフがサマースタイルアワード(SSA)のプロ資格者であることを知り、そこからボディメイクの道に進むよう勧められたのがきっかけでした」

思いがけない出会いが、佐分さんの新たな挑戦を生み出した。身長165cm、体重65kgから、徹底的なトレーニングと食事管理を経て、見事53kgへの変身を遂げた。

「トレーニングは肩、胸、背中、脚の4分割で、それぞれ3セット。週に4回以上ジムに通い、食事は鶏ムネ肉やサーモンを中心に、健康的な食生活を心がけました。好みも変わり、今では塩おにぎりが大好物です」

ストイックに続けたトレーニング、食事管理。しかし、ジムに行くのが面倒なときもあったという。それでもモチベーションを保つための方法を伺った。

「一人でのトレーニングだとサボりたくなることもあったので、パーソナルトレーナーをつけることにしました。費用はかかりますが、無理にでも筋トレを続けるためには必要でした。ネガティブな気持ちや愚痴をトレーナーに話して、心の中の不安をすべて吐き出し、余計なストレスを抱えないようにしました」

自分なりのストレス解消法を見つけ、トレーニングを続けていた佐分尚美さん。生活習慣にも変化があったという。

「睡眠不足にならないように、無駄なことを省き、自分の時間を大切にするようになりました。自分の欲望に素直に向き合い、やりたいことを優先。自分を大切にするようになってから、生活全体が変わったんです。今では、筋トレ3年目を迎え、身体も心も健康になりつつあります」

年齢を重ねることで、身体に変化が訪れることを実感しているという。しかし、それでもフィットネスを愛し、変化の過程を楽しんでいるそうだ。

「年齢を重ねると、どんなに20代で身体がフィットしていても、更年期などで身体は変化します。それでも、フィットネスを続けることで、身体も心も変わり続けることができると思います」

佐分さんはこれからの未来に向けて強い決意を話してくれた。

80歳、90歳になってもボディメイクを続けていたい。そして、同じように更年期以降でも自分を変えたいと思っている人々をサポートできるようなトレーナーになり、背中を押せる存在でありたいです」

過去の栄光に縋るのは簡単だが、佐分さんはそれに頼らず、自分を変える一歩を踏み出した。今後も筋トレを通じて、新たな自分を作り続けていくのではないだろうか。

佐分尚美さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:佐分尚美

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