マッスルゲート選手 コンテスト

柔らかくしなやかな“砂時計ボディ”を目指す42歳がボディコンテストで活躍 「極端じゃなく、丁寧な減量を」

7月20日(日)、熊本県立劇場演劇ホールで行われた『マッスルゲート熊本大会』。ビキニフィットネス一般の部で3位、ビキニフィットネスマスターズ35歳以上の部で2位になった柿田結香(かきた・ゆか/42)さん。

【写真】柿田結香さんの柔らかくしなやかなボディ

見た目だけではなく体内から美を意識した減量

「ジムに入会したことをきっかけに、何か目標を持つ方がモチベーションを維持しやすく、継続にもつながると思ったんです。そこで大会出場を決めました」ときっかけを語る柿田さん。

大会へ向けてのトレーニングはストイックそのものだった。

「トレーニングは週5日、1回あたり約1.5時間。胸・腕/肩・脚/背中・腕/脚・肩と、4分割で脚メインのメニューを回していました。有酸素運動も意識的に取り入れていて、大会の1カ月前からはウォーキング、バイク、水泳を毎日行いました」

食事についても、ただの減量食に頼ることなく、栄養と味、ストレスのバランスを考慮した内容で進めたという。

「いわゆる“減量食”ではなく、和食中心でした。玄米、発酵食品、食物繊維、フルーツを多めに取り入れ、手作りできるものは手作り。経費削減にもなりましたし、身体にも優しいです。発酵あんこ、ヨーグルト、鶏ハムは毎週自分で作っていました。減量末期は炭水化物(カーボ)の量を調整する程度で、基本的には同じ食事内容を継続。質の良いものをたくさん取るチートデイも適度に取り入れて、ストレスなく減量が進みました」

柿田さんのボディメイクは、筋トレや見た目の管理にとどまらず、「腸内環境」や「食の質」にまで及んでいる。

食事の軸を整え、健康美へ

「私は、トレーニングや食事を“無理なく続けること”を大切にしています。特に食事は、日頃から“ヘルシーで質の高いもの”にこだわっています。腸内が整うことで、肌艶が良くなり、トレーニングの質にもつながるんです。『美味しいもの=身体に悪い』ではなく、何を食べるかの“選択”が大事。甘いものや辛いもの、おやつをやめて、パンや麺類などグルテンを極力控える。それだけでも腸の調子が整い、肌艶や気分も安定してきます」

食事の軸が整った上で、さらに外食にも気を配っていたという。

「外食をするときはビーガンやマクロビ系の、身体に優しいお店を選ぶようにしていました。そうすれば、外でも楽しみながら整えることができます」

こうした徹底的な自己管理と、丁寧な生活の積み重ねが、今回の素晴らしい結果へとつながった。

「評価していただけたことが本当にうれしかったです。諦めずにトレーニング、減量、ポージングに向き合ってきた時間は間違っていなかったと、自信につながりました」

最後に、柿田さんはこれからの目標をこう語ってくれた。

「女性らしいくびれのある、柔らかくしなやかな“砂時計ボディ”を目指しています。でも、極端なボディメイクで心身を疲弊させたくはありません。目指すのは“健康美”です!そして地方大会で優勝して、全国を目指します!」

心と身体、そして食と向き合い続ける柿田さん。その姿は、“美しさ”の本質を教えてくれているのではないだろうか。

柿田さん

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:佐藤佑樹 撮影:北岡一浩

執筆者:佐藤佑樹
主にFITNESS LOVEで執筆中。自身も大会へ出場するなどボディメイクに励んでいる。料理も好きで、いかに鶏胸肉を美味しく食べるかを研究している。

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