サマスタ選手 コンテスト

スレンダーボディの44歳・婦人科医 コンテストでも活躍 「計画的な月経コントロール」を女性へ伝えたい!

「月経中は月経痛などもあり、パフォーマンスが落ちる可能性があります。月経移動は、すべての女性アスリートに与えられた当然の権利です」

そう語るのは、『SUMMER STYLE AWARD 2025 FINAL』(東京都・江東区)、ROOKIE CHALLENGE CUP FINALでビキニモデル4位、REGIONAL QUALIFYING FINALではビキニモデル・マスターズ優勝、ビューティフィットネスモデル・マスターズ4位という結果を残した小泉絵理(こいずみ・えり/44)さんだ。

【写真】小泉絵理さんの美しく引き締まったスレンダービキニ姿

小泉さんはフィットネス競技のプロ選手でもあり、婦人科の医師でもある。

「2023年から決勝大会には出ていたんですが、正直、思うような成績は残せていなかったんです。だから今年、ビキニモデルマスターズで優勝できて……やっと、これまでやってきたことが形になったなって思えました!決勝大会って、やっぱり空気が違うんですよね。レベルも高いですし、『ここに立てている』という実感がまずあります。今年は結果も伴ったので、ようやくスタートラインに立てた感覚です」

2025年に入ってから、小泉さんはバレエとピラティスを取り入れ、身体の使い方を根本から見直してきた。

「筋トレはずっとやってきましたけど、使えているつもりだったなって気づきました。バレエやピラティスをやると、関節の位置や重心の感覚がすごくクリアになるんです。何となく動かすのではなくて、狙ったところに効かせられるようになったのは大きいです」

大会後のフィードバックでは、肩とお尻の丸みがまだ足りないと指摘された。

「アウトラインをもっと良くするには、やっぱり全体の筋量が必要だなと。特に肩とお尻は女性らしさにも直結する部分なので、次はそこを意識していきたいですね」

女性選手の『大会と月経』の問題

「フィットネスの大会に出場する女性選手にとって、大会と月経が重ならないかどうかは大きな悩みの一つだと思います。ホルモン剤を内服することで、月経を移動させることが可能であることを知っておいてほしいですね。月経移動には『早める方法』と『遅らせる方法』があるのですが、私がおすすめするのは早める方法です。遅らせる方法は大会期間中もホルモン剤を内服し続ける必要があり、浮腫みや不正出血、吐き気などの副作用が出ることがあるため、競技者にはあまり適していないです。月経移動を成功させるためには、自身の月経周期を正確に把握し、移動を希望する時期の一つ前の月経までに医療機関を受診することが重要です」

小泉さんは自身の経験も交えて語った。

「私は月経痛が強かったため、月経困難症治療薬であるジエノゲスト0.5mgを内服しています。この薬は月経が起こらなくなるため、月経移動を行う必要がなくなりました。ホルモン剤ではありますが、内服開始から3カ月以上経過すると浮腫みなどの副作用も落ち着き、月経痛やPMSに悩まされることなく、日々のトレーニングや大会に集中できています。私は40歳を超えており低用量ピルを内服できないため使用していませんが、若い世代であれば低用量ピルも有効な選択肢です。継続内服により、大会と月経が重ならないよう計画的にコントロールすることが可能ですよ」

競技者として、そして医師としての視点が重なった発信は、これから挑戦する女性たちにとっても確かな指針になるだろう。

※本記事はあくまで小泉さんの経験に基づくものであり、特定の症状に対する診断や治療を保証するものではありません。 具体的な症状や治療については、必ず医師に相談してください

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:小泉絵理

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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