今年5月のマッスルゲート横須賀大会(2026年5月23日、横須賀はまゆう会館)を経て、さらに調整を重ねて臨んだマッスルゲート東京ベイ大会(2026年7月4日、浦安市文化会館)。ビキニカテゴリーでマスターズ35歳以上と一般の部で優勝という結果を残したのが、浅岡裕美(あさおか・ゆみ/44)さんだ。
IT企業で管理職として多忙な日々を送る傍ら、日々トレーニングに励む浅岡さんがボディメイクを始めたきっかけは、「ダイエット」だった。
【写真】浅岡裕美さんの引きあがったヒップで魅せるバックポーズ

きっかけはダイエット
トレーニングを始めたきっかけについて尋ねると、「もともとはダイエットです」と話す。
以前通っていたジムで開催されたジム内のコンテストへの出場をきっかけに、初めてステージを経験をしたという。コーチも競技者で大会経験者だったことと、大会に向けて常に寄り添ってくれたことが、本格的に競技としてのボディメイクに取り組む転機となった。
「最初は不安もありました。でも、大会という目標ができて、トレーニングやポージングに取り組む日々がすごく楽しくなりました」
目標に向かって努力する過程そのものに楽しさを感じ、少しずつ競技の世界へとのめり込んでいった。
ビキニカテゴリーの魅力
現在、浅岡さんが出場しているのはビキニカテゴリー。その魅力について、「女性らしさの中に『芯の強さ』を感じられるところ」と語る。
見た目の美しさだけではなく、身体づくりを通じて培った自信や内面の強さまで表現できる点に、ビキニカテゴリーならではの魅力を感じているという。
赤いコスチュームに込めた意味
さらなる成長を目指して、今年はマッスルゲートだけでなく、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の選手権大会にも初挑戦する、チャレンジの年となっている。
今回選んだコスチュームの色は赤。これまでは青や紫を選ぶことが多かったが、今回は新たな挑戦として赤を取り入れた。
「少しクラシックな印象があって、JBBFらしさも意識して赤を選びました」
普段とは異なる色への挑戦も、今回のステージ上で自身の意気込みを表現する大切な要素となった。
その後、浅岡さんはJBBF関東フィットネス選手権大会(2026年7月12日、小山市立文化センター)のビキニフィットネス35歳以上級に出場し、JBBF初挑戦ながら6位入賞を果たした。
「先日のマッスルゲート東京ベイの結果を受けて、次へつなげられたことは本当に良かったと思います」
大会は日々の積み重ねの先にあるもの
浅岡さんが大切にしているのは「大会のためだけ」の身体づくりではない。
「これまでの大会出場経験を通じて、仕事とプライベートのバランスが上手く取れるようになってきました。目標に向けて、日々コツコツやっていくことが楽しいです」
大会はあくまで日々の延長線上にあるもの。毎日のトレーニングや食事管理、そして小さな目標達成を実感する積み重ねこそが、ボディメイクの魅力だと感じている。
IT企業の管理職として多忙な日々を送りながらも、競技の世界で自分自身と向き合い続ける浅岡さん。その姿は、仕事や家庭などさまざまな環境の中でトレーニングに励む多くの人にとって、大きな刺激となるはずだ。
「大会に向けて頑張るというより、日常の中で続けていくことを大事にしています」
その言葉には、ボディメイクを一時的な挑戦ではなく、人生を豊かにする習慣として楽しむ姿勢が表れていた。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
理工系出版社で数学書の編集者として勤務。
ゴールドジムでボディメイクに励み、ボディビル競技に挑戦中。
競技者としての経験を生かし、FITNESS LOVEでトレーニングやボディビルに関する取材・執筆を担当。
徳島県徳島市出身、神奈川県大和市在住。
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取材・文:久米大郎 写真:FITNESSLOVE編集部










