筋肉美コンテストに現れた新星。その正体は若き起業家

8月22日、兵庫・神戸芸術センターで開催されたマッスルゲート関西大会。約350名もの選手が参加したこのコンテスト。ビキニ35歳未満163㎝以下級で優勝した李鴻恩選手はこれがマッスルゲート初参加の新人選手である。

【写真】優勝した李鴻恩選手のバックポーズを含む写真3枚

「2019年の北区オープンという大会でデビューして、準優勝させていただきました。優勝は今年の7月25日の福井オープン、そして東日本選手権の35歳未満163㎝以下で優勝させていただきました」

大会キャリア2年ながら着実に実績を積み上げてきた李選手。出身は中国で、12年前に19歳のときに来日。今年の3月までは早稲田大学大学院に通っていたという。

「両親が1年間の半年を中国、もう半年を日本という生活を送っていて、日本は住みやすくて優しい人が多いと聞き、高校を卒業して早稲田への進学を目指して来日しました」

さらに2017年には大学院に通いながら貿易と飲食の会社を自ら設立。社長として経営の舵を取りながら筋トレに励むという多忙な生活を送っている。

「私は忙しい生活が好きなんです。日本に来たときも両親に学費を払ってもらうわけではなく、奨学金をもらって、バイトをして、自立して生活するようにしていました。だから、忙しい生活には慣れているんです。そういった生活が好きで、エンジョイしています」

SNSではダンシーあずさ選手をはじめ多くの日本人トップ選手をフォローしており、「みんなキラキラしていてかっこいいです。私もそういう人になりたいです」。国籍の関係でオールジャパン選手権には出場できないものの、今後もビキニ選手として活動し、マッスルゲートにも出場を続けていきたいとか。

「最初は(10月30日の)静岡大会に参加しようと思い、日程を調べてみたら今回の関西大会があることを知って、チャレンジしてみました。これからは静岡大会とゴールドジムジャパンカップに参加したいと思っています。このマッスルゲートでトップを目指していきたいです」

取材・文:藤本かずまさ 撮影:中島康介


執筆者:藤本かずまさ
IRONMAN等を中心にトレーニング系メディア、書籍で執筆・編集活動を展開中。好きな言葉は「血中アミノ酸濃度」「同化作用」。株式会社プッシュアップ代表。

次ページ:優勝した李鴻恩選手のバックポーズを含む写真3枚

ピックアップ記事

関連記事一覧