5年前まではぽっちゃり体型だった前田裕都選手は5月21日(土)、千葉・浦安市文化会館にて『マッスルゲート千葉』でメンズフィジーク大学生の部と新人の部176cm以下級で優勝を収めた。ここでは前田選手がどんな人物なのか、そしてどのようなトレーニングや食事で見事な筋肉美をつくりあげたのかを聞いた。筋トレに目覚めたきっかけは「一目惚れ」からだった。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩
前田裕都選手
ーーいつからトレーニングを始めましたか。
「17歳の高校2年生です」
ーートレーニングをはじめたきっかけを教えてください。
「女性に一目惚れをしたタイミングで筋トレをするとイケメンになるという記事を読み、告白する前に痩せようとダイエット目的ではじめました」
ーー普段のトレーニングメニューを教えてください。
「胸・背中・脚・肩・腕の5分割で+腹筋orカーフをやっています」
ーートレーニング中に意識していることを教えてください。
「筋肉の伸張と収縮です。筋トレが作業にならないように意識しています」
ーー自慢の部位とそのトレーニングメニューを教えてください。
「三角筋です。高重量のサイドレイズは良くやります」
ーートレーニングをしていて良かったことは何ですか。
「トレーニング自体が純粋に楽しいですし、減量を通して痩せる方法や栄養学なども学ぶ事ができたことです」
ーートレーニングをしていて辛かったこととそれを乗り越えた方法を教えてください。
「辛かったことはご飯の誘いや呑みの誘いが減った事です。少し孤独になりました。でもトレーニングをしているときはそんなことを考える暇なんてないし、僕には筋肉がいるので大丈夫です」
ーー食事でこだわっていることは何ですか。
「高タンパク食というのと美味しく食べるという事を意識しています。また鶏の胸肉が安くて美味しい高タンパクという事でよく食べ過ぎてしまいます」
ーー摂っているサプリメントを教えてください。
「プロテインやBCAA、マルチビタミンはもちろんですがトレーニング前だとカフェインは絶対に摂るようにしています。集中できて脂肪燃焼も期待できるので摂取しない手は無いと思います」
ーー減量で意識していることがあれば教えてください。
「グルタミンを意識して多く取ります」
ーーバルクアップで意識していることがあれば教えてください。
「バルクアップをする期間は設けた事があまりなく実家に帰って好きな物を沢山食べてたら大きくなっちゃいます」
ーー大会に出場するようになって周囲の反応や反響はどのようなものでしたか。
「出ると宣言したときは、ほとんどの人が無関心でした。しかし、その中でも身近なバイト先のスタッフや会員様にも沢山応援していただき、たんぱく質も沢山支援してもらいました。大会で優勝した後は無関心だった多くの人までもDMをくれたりInstagramのストーリーで御祝いしてくれたりして、『やってやったぜ!』という感じです。応援して支えてくれたスタッフの方や会員様は本当に喜んでくれて少しは結果で恩返しできたかなと思います」
ーー憧れている、目標にしている人物がいれば教えてください
「沢山いるのですが筋トレをはじめたての頃のモチベーションであったJeff・Seidさんと肩を鍛えるきっかけになったエドワード加藤選手です」
ーー次の目標を教えてください。
「就職活動を頑張りつつ卒論を作成し、NSCAの資格を取得して、8月のコンテストに挑戦します」