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半年で17.3kg減!伊之助ボディに憧れて奮起した製造業の取締役

吉中勇樹選手9月24日に開催されたマッスルゲート奈良のメンズタンクトップ部門 176cm超級で優勝した吉中勇樹選手(35)。製造業で取締役として仕事をバリバリこなしながら、84.5kgあった体重を67.2kgまで落として大会に挑んだ。吉中選手の原動力はどこにあるのか?

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

【写真】伊之助ボディに憧れた吉中勇樹選手の変化

──いつからトレーニングを始めましたか?
「2016年から2019年までは有酸素と自重トレをメインで運動をしていましたが、2020年から本格的にジムでの筋力トレーニングを始めました」

──きっかけは何だったのですか?
「幼少期からずっと太った体型をしてて、カッコいい絞れた身体に憧れていました。特に20代は社会人になってから多忙により運動不足と過食でかなり太った体型をして健康上でも色々問題があったりしてました。30代を迎え、健康を意識するようになり、2016年から少しずつ有酸素、軽い自重トレーニングなどを始めていきました。そこから幼少期から憧れていたカッコいい身体を目指しそうと決めたのですが、憧れていただけで具体的な理想ボディとは何かと模索していましたがダラダラと4年経ってしまいました(汗)。しかし、転機は2020年初頭、再放送のアニメ『鬼滅の刃』に出てくるキャラクター嘴平伊之助のデカい肩と二頭筋、そしてキュッと絞りあがった腹筋を見て『これだっ!』と瞬時に憧れを抱き『伊之助ボディになる!猪突猛進!』という強い信念をもとに本格的な筋力トレーニングを始めたのがきっかけです(笑)」

──大会出場を決めた理由は?
「筋トレを本格的に始める前からフィジーク競技には興味があって、出場を決めたのは筋トレを始めて2年経ち、ある程度筋肉もついてきたころでした。本大会出場するまでは生涯で体脂肪率10%切ったことがなかったため、かなりの除脂肪が必要だったのですごい不安ではありましたが、カッコいい絞れた身体に目指しているのであれば良い機会だと思い決心しました」

──お仕事の両立はいかがですか?
「製造業で取締役をしています。以前は仕事が遅くなってしまうとトレーニングを休みにしてたりして、筋トレオフの期間が長すぎたりしたのですが、仕事場の近くに住む、自宅トレ器具の増設、日々のタイムスケジュールを綿密に立てるなどの工夫を行い、少しでもトレーニングに割く時間を作りました」

──今大会に向けて約半年で17.3kg絞ったと聞きました。減量のコツは?
「減量中は食べるメニューを少なく、もしくは同じ物に限定し、カロリーとPFC管理をしやすくしています」

──最後にこれから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「私は35歳になって初めて出ようと決心してチャレンジしてきました。目指す人はとにかく気持ちの問題だと思います。やるからには最後までやりきる気持ちを維持することです。見た目が変わらない、体重が落ちない。一喜一憂の毎日になりますが、諦めず分析し改善していくこと。また今回のマッスルゲートは誰でも参加出来る大会ですし、特にタンクトップ部門はトレーニング歴が短くても日ごろの成果が出やすくておススメです。頑張りましょう」

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