「トレーニングが大好きなので、好きなことを仕事にしたい」とパーソナルトレーナーの養成スクールに通っている水谷大樹（みずたに・だいき/23）さん。持ち前の大きい骨格を強みに、SUMMER STYLE AWARD（サマー・スタイル・アワード）名古屋予選（5月28日）でボディコンテストデビューも飾り、見事フィジーク部門で優勝。勢いのある大型ルーキーが誕生した。
「初めてのコンテストで緊張もしましたが、笑顔でいつも通りステージに立つことができました。もともと骨格が大きく筋量にも自信があったため、コンテストに挑戦をするのであればフィジーク部門に出場したいと決めていました」
全体的な筋肉量とVシェイプを審査していくフィジーク部門。サマスタの数あるカテゴリーの中でもしっかりとした筋量が求められるため一見、ボディコンテストデビューをするにはハードルの高いカテゴリーにも思える。しかし、水谷さんはその心配を払拭するようなバルクのある身体で登場。新人選手というのを感じさせない堂々としたポージングを披露し会場を沸かせた。
「絶対に優勝したいとトレーニングに励み、腹筋のコントロールも欠かさずに練習してきました。自分の場合は、筋量よりも絞りが課題だと思っていたので、カロリーを削るというよりも有酸素などの運動量を増やしながら減量に取り組むことで、大きさを残しながら身体を作ることができたと思っています」
以前は愛知県の自動車部品を作る会社で勤めていたが、「好きなことを極めたい」と一念発起して会社を退職。その後はパーソナルトレーナーになるための学校に通いながら、自身の身体づくりにも励んでいるという。
「『挑戦するなら今だ！』という気持ちで仕事を辞めトレーニングに励む中で、ボディコンテストにも出場を決意しました。しかし、パーソナルトレーナーになるという目標が第一優先です。スクールの関係上、決勝大会の時期（12月）が忙しくなりそうなので就活が落ち着いたらまたボディコンテストにもチャレンジしたいと思っています。バルクアップ期間を経て新しい姿を披露できるように、今後もトレーニングを頑張ります！」
取材：FITNESSLOVE編集部 撮影：上村倫代
