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減量を経験したことでオロオロしがちだった性格が改善された新人ボディビルダー【筋肉道vol.105】

金井亮磨さんトレーニングを始める理由は十人十色。今回は食品製造系の企業で働く会社員の金井亮磨さん(かない・りょうま/24)を紹介。大会出場や減量を通じてオロオロしがちだった性格が改善されたという金井さんのトレーニングライフを追った。

【写真】金井さんの厚みのあるゴツゴツとした背中

食品製造系で働く会社員の金井さんは6年前に体力の低下を感じてジムに入会した。金井さんは急な残業もないためトレーニング時間を安定的に確保でき、週4~5日のトレーニングを日課にバルクアップしていった。

そして2年前にメンズフィジークの大会に出たことをきっかけに、金井さんはトレーニングへの本気度が変わり、週に6日ほど徹底的にトレーニングするようになったり、栄養面でも腸活を取り入れるようになったという。
「大会を経験したことでモチベーションが一気に上がりました。よりいい身体に仕上げるために、減量中は特に腸活を意識するようにしました。整腸剤や、乳酸菌飲料を取り、腸の調子を上げることで効率的に体脂肪を落とすことができるようになったと思います」

金井さんは減量を経験したことで生活への変化もあったという。
「減量中はいろいろなことを我慢しなければいけません。そのため、今まで当たり前だったことへのありがたみが分かるようになりました。あと食べられるものが少ないので、食わず嫌いだった『らっきょう』も減量中に食べてみたら、今では好きな食べ物になりました(笑)」

また、トレーニングを始める前は肩に力が入ってしまい、無駄なストレスを抱えがちだった金井さんは鍛えるようになって精神面も安定したという。
「トレーニングをするようになって落ち着きが出ました。オロオロしがちだったり、何かあると自分を追い込んでしまうことが多かったんですけど、減量を通して我慢したり計画的に物事を進めるような習慣ができて、以前よりどっしりと構えられるようになったと思います」

トレーニングを始めてさまざまなことに変化が訪れている金井さん。大会の成績では、5月にマッスルゲート大阪のボディビル新人の部で優勝。今までメンズフィジークでの出場だったため、脚に脚光を浴びることがなかったが、ボディビルデビュー戦で鍛え続けてきた脚が見事勝因につながった。
「脚は審査員の方にも褒めていただきました。以前はメンズフィジークに出場していましたが、きちんと鍛えてきてよかったです。また、背中は自信のある部位です。昨年、Tバーロウイングに取り組み始めて厚みが増してきました。基本はチンニング、ハーフデッドリフトをやり込んだことでデカくなったと思います」

ボディビルデビュー戦を勝ち星で飾った金井さんは、来年から本格的にボディビル出場を考えており、活躍が楽しみだ。

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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