6月3日(土)、東京都・NEW PIER HALLで『ベストボディ・ジャパン関東大会』が開催され、ミス・ベストボディ部門のプラチナクラス(60歳以上)でビューティー＆カラーアドバイザーの河島智恵さん(60)が美しいバックラインを披露し、グランプリに輝いた。
「58歳のとき日本大会のクイーンクラス（50歳～59歳）で日本一を獲らせていただいたのですが、昨年は大会出場をお休みしていたので、今日が久しぶりの舞台でした。緊張しましたが、グランプリをいただけてよかったです」
河島さんは日本一を経験する健康美の持ち主だが、意外なことにトレーニングを始めたのは54歳になってからだった。
「ウォーキングレッスンに通っていると、同じクラスに『ベストボディ・ジャパン』に出場されている方がいて、『綺麗だな～』と思って眺めていました。筋トレをしたこともなかったので、自分がコンテスト出場することは考えていませんでしたが、レッスンの先生から勧めていただいたことで、『せっかくだから挑戦しよう』と思い、54歳のときに人生初のジムデビューをし、コンテスト出場を目指すことにしました」
トレーニングは週2日、1回1時間をふらふらになりながら通ったという河島さん。身体にも変化がでてきて、半年後に地方大会でデビューするも5位。しかし諦めずに日本大会まで努力を重ねると日本大会3位に輝く。そして58歳のときに念願の日本一に輝いた。
「コンテストは勝負の世界ですが、ベストボディ・ジャパンは仲間意識も強くて、戦いながらもみんなで綺麗になろうという空気感があります。だから協力し合っていろいろなことをライバルから学ぶことができています。そういったところに私は惹かれていきました」
ステージでは美しいバックラインを披露した河島さん。
「年齢的にお尻に筋肉を付けるのは大変ですが、ヒップスラストなどでお尻の強化は頑張るようにしています」
グランプリに輝いた河島さんは喜びも束の間、すでに次を見据えていた。
「11月の日本大会まで課題は山ほどあります。一つひとつクリアしていき、日本一を獲りたいです。勝負の世界ですから、ライバルに勝つという意識は捨てずにこれからも頑張っていきたいです」
取材：FITNESS LOVE編集部 撮影：田中郁衣
