2023年5月3日に開催されたマッスルゲート大阪フィジークマ
スターズ172cm超級で優勝した田中健太（たなか・けんた/41 )さん。趣味のスケートボードをする時間がとれなくなり、下手になるのが嫌で、筋力維持のために筋トレを始めたという。
トレーニングメニューはスケートボードに合わせているようだ。
「月曜日に脚トレをします。週末にスケボーをするのに筋肉痛だと困るので、あとは胸、背中、肩、腕と腹筋は時間に余裕があればする感じです。週3～6日、１回のトレーニング時間は1時間から1時間半です」
子どもがいる田中さんは家族の支えがあり、昨年の初出場の大会を乗り越えたという。
「2022年の神戸大会の3週間前にコロナにかかって1週間トレーニングも出来ず、食事も食べれず、熱も40℃近くでて筋肉も体重も減り大会2週間前に治りました。大会を断念しようか悩みましたが、家族や職場の仲間たちが食事やメンタルケア、仕事のフォローと子どものことや家事ほとんどのフォローをしてくれました。ほんとに何も出来なかったので、当たり前じゃない当たり前の日常に日々感謝し幸せだと気づき、出場を決めました」
育児は夫婦で協力しながら行っている。
「空いた時間に夫婦で役割分担して僕は朝担当で毎朝子供の朝食と学校まで送ったり家事もして夜ジムに行かせてもらってます」
田中さんの減量中の食事も非常にシンプルなもので、それが効果的だったという。
「白米、胸肉、ブロッコリートマト、キャベツばっかり食べてました」
今のトレーニングの粘り強さは初出場の悔しさが活かされている。
「僕は初めての大会で初出場初優勝を狙ってて2位で悔しくて、その悔しさが最大のモチベーションになりました。ジムに行きたくない時やあと1レップ上がるか上がらなそうなときに思い出したら上がったりします」
取材：FITNESS LOVE編集部 撮影：北岡一浩
