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“電車にも乗れない”パニック症状に悩まされていた31歳が豊満なヒップを魅せビキニ日本3位に!

永江仁美さん(撮影:中島康介) コンプレックス。その程度は大なり小なりあれど、多くの人が抱える悩みの種だ。今回は「人が多い場所でパニックになり、心身のバランスが不安定だった」ことがコンプレックスだったという永江仁美(ながえ・ひとみ/31)さんに話を聞いた。

【写真】永江さんの豊満なヒップと全身のビキニ写真

昨年のJBBFオールジャパンビキニフィットネス163㎝超級で3位入賞と、日本のビキニフィットネス界のトップ選手として活躍している永江さん。実は学生時代、人が集まる場に居続けることができなかったという。

「中学生のころから全校集会にみんなと混じって出ることができず、いつも一番後ろの窓際で先生の話を聞いていました。教室では授業を受けることも試験を受けることにも苦戦していました。当時は陸上競技部に所属しており、練習中にパニックになった時は『もうすべてを終わらせてしまおう』とも思いました。また、私が自分らしくいられる場所は陸上競技の練習をしている時だけだと感じていたので、『いつかその場所がなくなってしまうのではないか』という恐怖は当時の私には耐えがたいものでした」

社会人になってからもその症状に悩まされていたという。

「社会人になってからも、電車に乗ることができなくなってしまったり、会議など多くの人が集まる場所ではパニックになり途中退席をすることも多く、心身のバランスも崩れており入退院を繰り返していました」

そんな状態だった永江さんだが、トレーニングを始めたことで精神的に良い変化が訪れた。

「トレーニングを始めて、生活がとても楽しくなりポジティブな人間になれたと思います。陸上の練習やトレーニングは体力的には苦しいのですが、没頭することのできるとても幸せな時間でした。周りの仲間の存在も大きく、学生時代から仲間に恵まれていたと強く感じます。ビキニフィットネスと出会い本格的にトレーニングに打ち込み始めてから、栄養摂取や睡眠での心身のメンテナンスなど、ボディメイクをしていく過程が自分の生活に深く関わってきました。するとポジティブに自分と向き合う時間が増え、より自分を俯瞰して見れるようになってきました」

さらに、トレーニングの存在が不眠症の改善などにも良い影響を及ぼしたそう。

「生活スタイルも大きく変化しました。ひどい時は丸二日眠れないほど悩まされていた不眠症に関しても、身体に栄養が入り、トレーニングで身体が疲労することによってしっかり夜に眠ることができ、朝日を浴びて目覚めるという良いサイクルが生まれました」

最後に、永江さんが今現在コンプレックスに悩む方々に伝えたいこととは?

「今もなお自分のネガティブな性格と向き合うこともあります。『でもまぁ仕方ないか』といい意味で諦められるようになりました。私の場合はまず、ありのままの自分を自分で認めてあげることで課題に対して前向きに捉えられるようになると考えています。今だから思えることですが、苦しい時期があったからこそたくさんの気づきを得ることができ、自分の大きな糧になっていると感じます。おこがましいかもしれませんが、自分の経験を話すことで誰かの心が少しでも上向きになるきっかけになればこれ以上に嬉しいことはありません。自分の心が豊かであれるように変化をおもしろがりながら生活を楽しんでいきたいと思っています」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:永江仁美

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