2022年に本格的なボディメイクを開始し、その年のゴールドジムJAPAN CUP(マッスルゲート上位入賞者のみが参加できる全国大会)でいきなり優勝を果たしたビキニフィットネスの大型ルーキー・関根早由合(せきね・さゆり/30)さん。最も得意な部位は「大腿四頭筋」と「ハムストリング」だという。他のビキニ選手と比べても一回り大きなその脚を作った経緯は、過去に熱中したスポーツが大きく関係していた。
【写真】まさにサラブレッド!関根さんのグラマーかつ引き締まった下半身
昨年、ビキニ界に現れた大型ルーキーとして注目を浴びた関根さん。12歳から24歳までの12年間はバレーボールにのめり込んだ。
「中学からずっとバレーボールをやっていました。全国大会常連の強豪校だったので、練習もかなりハードで、一年間のうち3日しか休みがないという青春時代を過ごしていました(笑)。ずっとジャンプしていたので、自然と筋肉が成長していったのだと思います。また、父が元スポーツ選手ということもあり、発達しやすいのは遺伝的な要素もあるかと思います。それと、幼少期に『馬肉を食べたら足が速くなる!』と言われ、食べていたこともあります(笑)」
関根さんは本格的にボディメイクを始めた昨年、男性ボディビルダーに交じってハードに脚トレを行っていたという。
「所属ジムの男性ボディビルダーの方々と一緒に脚を鍛えていました。私はどちらかというと脚の裏側のハムストリングが強くて、男性にも負けないくらいの重量でトレーニングしていました。その時は馬のような脚を目指していたので、よく馬肉を食べていましたね」
最高の環境で急成長を続ける関根さんが、脚トレの中で最も好きな種目とは?
「レッグエクステンションが好きです。理由はめちゃくちゃキツいからです(笑)。行う時も、ただ単に行うのではなく、完全に筋肉を収縮させるセット、つま先の向きを内側に向けて内側広筋を狙うセット、大きく外に開いて外側広筋を狙うセットなど、脚の中でも刺激する筋肉を分けて鍛えていました。その影響か、減量した時に脚の一つひとつの筋肉がそれぞれ発達し、立体的な脚を作ることができました」
現在は競技で勝つために上半身とのバランスを考慮して、男性に交じってかなり追い込むような脚トレは行っていないという関根さん。最後に、脚の筋肉を大きくかつしなやかに引き締めたい方へのアドバイスとは?
「やはりある程度の重量で負荷をかけてトレーニングすることが重要だと思います。私は減量末期のパワーが出ない状態でも110kgのスクワットをやるようにしています。もちろんキツいですが、そこまで負荷をかけないと成長しないと思っています。重いものをもってキツいトレーニングをすることが、大きな脚やしなやかな脚を作るうえで重要なのではないかと考えています」
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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介