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夫婦喧嘩がきっかけで始めた筋トレ。夫の応援と自慢のハリのある脚と引き締まった背中で初出場初優勝!

安西真澄さん2023年JBBF第1回群馬県ビギナーズフィットネスオープン大会オーバーオール優勝を果たした安西真澄(あんざい・ますみ/40)さん。2020年5月、コロナ禍の自宅待機期間中の夫婦喧嘩で安西さんが旦那さんから「大きい」と言われ「見返してやる!」との思いで始めた筋トレ。今では美しいボディラインで観客を魅了している安西さんにトレーニングで意識していることを伺った。

【写真】安西さんのハリのある脚

安西さんが旦那さんを見返すため、まず始めたこととは?
「まず、Twitterで検索しユウトレさんのトレーニング動画を10分から始めたんです。その後、彼のオンラインジムに入会しました。9ヶ月で-10kg弱、体脂肪率では-14%もダイエットに成功し、めでたく卒業しました。その後は、そのオンラインジムでゲスト講師として美脚専門トレーナーのみすたーだいどーさんが主宰するパーソナルトレーニングジム“Desty”に入会しました。本格的なウエイトトレーニングやBIG3、コンディショニングに取り組みボディメイクをしています」

大会に出場を決めたのはある選手たちがきっかけだった。
「興味が出たのは、職場の先輩が“大会出てみたら?”と提案してくれたのがきっかけです。その先輩はダンシーあずささんのご親族で、オールジャパン観戦に誘ってくださいました。ダンシーあずささんの姿を生で観て、内側から光り輝くオーラと肉体に、“筋肉がある女性はこんなにも美しいのか”と思うようになりました。それ以降、どのカテゴリーで出場するかを考えながら、様々な大会を観戦するようになりました。そして、マッスルゲートのウーマンズレギンスでの宗石選手の凛とした姿を見て、一目惚れのような感情を抱き“私もこんな素敵な人になりたい!”と大会出場を本格的に目指す決意を固めたのです」

トレーニングを始めてから多くの良い変化があり、「“運動”が文字通り“運”を“動かして”いるようだ」と語る安西さん。その変化を詳しく伺った。
「まず、筋トレに否定的だった夫がトレーニングを始めるようになりました。大会への応援も積極的で、家族旅行を兼ねてサポートしてくれます。先日は大会前日に群馬のホタルの里を訪れ、ホタル観賞と温泉を楽しみました。子どもも、大会に出場することを夢見てポージングを真似するようになりました。熱意に応えて、近々APFのファミリーフィジークに出場する予定です。 さらに、体力の向上が仕事のパフォーマンスにも良い影響を及ぼしています。仕事量と質が増え、今年は昇進することができました。ありがたいことに管理職候補にも入れてもらえています」

筋トレだけでなく、コンディショニングやポージングにも力を入れている安西さん。トレーニング中に意識していることを聞くと、全てが繋がっていることが伺えた。
「トレーニング中、意識してることは3つです。1つ目は“マッスルマインドコネクション”。これは、筋肉と頭をリンクさせることです。ポージング練習で背中の筋肉に意識がいくようになってから、背中と下背がどんどん絞れてきて、これが大事だと気付いたんです。筋肉の動きを理解するために、トレーニング前に解剖学のアプリをチェックしています。2つ目は“インプリント”これは、腹圧を全方位一定に保つために、どんな体勢でも横隔膜と骨盤底筋を平行を意識することです。これを意識してから、腰痛がなくなりました!3つ目は、“足裏でしっかり踏む”こと。足の裏を地面に押し付けると、全身の筋肉の連動と安定が高まり、効率的に鍛えることができます」

安西さんは太くて長い脚と逆三角形の背中が特徴的だ。
「脚に関しては中学と大学のバレーボール部のおかげですね。中学生のころには垂直跳び62cmもあったんです。小型選手だったので、高く跳ぶために自然と鍛えられたのでしょう。 背中は、ポージングのラットスプレッドで神経を研ぎ澄ました後に懸垂で鍛えました。大会で“一人だけ背中の仕上がりが違う!”とよく褒められます」

「週に2日ダイエット休みを取ることで、ストレス軽減につながり停滞せずに減量ができた」と語る安西さん。普段の食事では、1日5回の食事を摂ることが空腹対策になるという。

安西さんは今回出場した大会で感激したことがあったという。
「新米カテゴリに限った話ですが、ポージングに関して高く評価いただけて、会場やSNSで沢山の方から反響をいただきました。とても嬉しいです。そして印象深いエピソードがあって…マッスルゲート埼玉大会での私のステージを感動してくれた人が、なんと(今回の)ビギナーズフィットネスに参加して、一緒にステージに立ったんです!控え室で話しかけてくれて、とても感動しました」

安西さんに今後の目標を伺った。
「2024年は仕事に全集中しながら身体作りをし、2025年にビキニフィットネスデビューを考えています。ですから2023年の目標は、マッスルゲートのジャパンカップでウーマンズレギンスで優勝。そして、ドリームモデルでも優勝したいですね。8月20日の東京ベイ大会以降はドリームモデルに注力し、ジャパンカップ出場権利獲得に向け邁進していきます」

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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:安西真澄さん

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