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マッチョすぎる23歳住職がボディビル優勝!「身体を鍛えているので、響きやすいお経を唱えられる」

大久保恵介さん(撮影:中島康介)神奈川一のボディビルダーでありながら、現職の住職でもある大久保恵介(おおくぼ・けいすけ/23)さんは、7月1日(土)に開催された神奈川一のボディビルダーを決める大会で優勝し、見事『ミスター神奈川』の称号を手にした。23歳ながらその圧倒的な筋肉量で会場を圧倒した大久保さんはその筋肉を活かし、まさかの『お寺×フィットネス』を啓蒙している!?

【写真】ゴリマッチョすぎる住職・大久保さんの大会写真&お寺での写真

身長169㎝、体重80kgでコンテストに臨み、見事優勝を飾った大久保さん。優勝しての感想を聞いた。

「安心しました。ここ2週間はプレッシャーでまともに寝れない日々を過ごしていたので。ただ、そんな中でも仲間やパートナーが支えてくれたおかげでかなり精神面は安定し、『あとはもう自分との闘いに勝つだけだ!』と自分に言い聞かせて準備を進めてきました。このような結果を頂けて嬉しく思います」

大久保さんはボディビルダーでありながら、現職の住職でもある。

「私の母方の実家がお寺でして、幼少期に数年お寺に住んでいたこともありました。祖父母に可愛がってもらって育ったこともあり、高校卒業のタイミングで跡を継ぐことを決めました。祖父が以前住職をやっており、その跡継ぎになるであろう子どもが娘姉妹で生まれたため跡継ぎになる方がいなかったんです。娘姉妹の旦那さんもそれぞれ職がありましたので、一代空けて私が跡を継ぐことを決めました。大きな理由は祖父母や家族に恩返しがしたかったことと、安心して欲しかったためです」

身体を鍛えていることが、住職でのやりがいに繋がっている部分もあるという。

「基本的には楽しみが多い職ではありませんが、やはり各ご家庭のご法事に寄り添い、精一杯お経を唱えることで、『とても良い声をされてますね』『すごくいい見送りができました』と言っていただけた瞬間はやりがいを感じているのかもしれないです。身体を鍛えているので腹式呼吸や響きやすい声出しができているのかもしれないです」

その他、職業にトレーニング経験が活かされていると思うこととは?

「掃除や大きな仏具や壇の移動の時に、軽々荷物を持てることですかね。あとは、さきほどお話した通り体力があるので疲れづらく、いい発声ができることです。あと食生活、ライフスタイルが整うのでそこも健康体で、笑顔いっぱいで人と話せることがいいと思います」

住職としての今後の目標は、お寺とフィットネスを掛け合わせていくことだという。

「現在はお寺離れが多い現状ですので、私はかなり若い年齢で住職になりましたことを活かして新しいことをやっていきたいです。本堂でヨガ教室を開いたり、今後はトレーニングを体験できるような簡単な施設を作れたらいいなと思っております。地域の方々をはじめとして自治体と一体になってさまざまなイベントを開きたいです。高齢者の方向けの栄養バランスのとれた食事セミナーだったり、簡単な運動なども行っていく予定です。お寺はみなさんの生活に自然と入っているような文化になっていることも多いので、『これが仏教行事だったんだ!』と驚かれることが多いように、イベント感覚で何か携われたらいいなと思っております」

では最後に、ボディビルダーとしての今後の目標とは?

「日本選手権に出て、日本トップの選手たちに食らいつきながら、みんなに認められる選手になることです」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介

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