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見事な上腕二頭筋の23歳がボディビル2冠獲得!「筋トレを始めた頃はダンベルカールだけをやり続けていました」

新井瑠耶さん7月9日に行われたマッスルゲート群馬70kg以下級とジュニアの部で優勝した新井瑠耶(あらい・ るか/23)さん。小学6年生の頃、ソフトボールクラブに所属しており、「遠くにボールを飛ばせるようになりたい」との思いで腕立て・背筋・腹筋を毎日やるようになったという新井さん。子どもの頃から筋トレを愛する新井さんにトレーニングについて伺った。

【写真】新井さんの学生時代に培った上腕二頭筋

「その後も自重トレーニングや2kgのダンベルでダンベルカールだけをやり続け、バーベル種目やマシンを使って本格的に筋トレにのめり込んだのは高校三年生の夏頃からです」という新井さん。身体をもっと大きくしたいという気持ちからある人に出会い大会を目指した。
「群馬県安中市にあるARMY安中というパーソナルジムに単発で体験に行きました。そこで、日本クラス別などで活躍される岩谷徹選手と出会い、ボディビル出場を勧められました。年明け頃からは月に一度岩谷さんの所へポージングパーソナルを受けに通い、減量方法なども学びながら2022年の7月3日に行われた群馬選手権に初出場しました」

メニューや種目は加藤直之選手(2022年JBBF日本選手権4位)のDVDなどを参考にしている新井さんのトレーニングメニューとは。
「トレーニングは週5日で胸・腕・脚・肩・背中の5分割です。 1回1~1.5時間で、脚の日は休日に合わせて2.5-3時間ほどかけてやっています。6-8回狙いの種目が多く、最後の方に15-20回狙いの種目を入れて終わりにしています。高重量で行うことと重たいのを扱う中でもセット前に筋肉に負荷が乗る位置を見つけてから動作を始めるように心掛けています」

上腕二頭筋が特徴的な新井さん。しかし上腕二頭筋のトレーニングは好きではないという。
「反応が良いのでバーベルカールやプリーチャーカールでチーティングを思い切り使いながらとにかく高重量を扱って、短めのトレーニング時間で終わりにしていたらいつの間にか得意部位になっていました」

「昨年の減量は大会2カ月前から1500kcal以下で脂質もほぼ摂らずに過ごし、途中でメンタルが不安定になりキレ食いも何度かした結果絞りが甘い状態でした」と語る新井さん。それを踏まえて今年意識したこととは。
「減量開始2カ月までは2500-2200kcal程度で過ごし、3カ月目からは5日ローカーボ2日ハイカーボのカーボサイクルを組んで週平均で摂取カロリーを見たときに2000kcalを下回らないように過ごしています。それで今年は見た目の除脂肪的にはだいたい上手くいっていました。しかし、5月に74kg台から体重が全く落ちず、70㎏以下級に出場予定だったのでかなり焦って有酸素の量を増やしたのですがそれでも落ちませんでした。それまでのPFCバランスを見直して、脂質が1日20gほどで基本卵や納豆からしか摂っていなかったのですが、オメガ3脂肪酸が不足しているのかなと考えて、えごま油を一日あたり5-10g程追加して摂るようにしてから71kg代まで1週間でストンと体重が落ちるようになりました」

筋トレとボディビルを愛する新井さんに今後の目標を伺った。
「次の目標は、僕の今シーズン最後に出る大会で7月29日に行われるJBBF関東ジュニアボディビルで優勝することです。来年以降はしばらくバルクアップに専念したいので、大会出場は未定ですが、ゆくゆくはブロック大会レベルで入賞出来るような選手になっていきたいです。Instagram、Twitterやってるので是非フォローしてください!また、関東ボディビル観戦に来られる方はジュニアで出場する新井瑠耶を応援していただけるとありがたいです!」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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