コンテスト womens

肩幅の広さも今では自慢に!「トレーニングで自分に自信を持ち、自分らしく、楽しく日常を過ごせるようになりました」

花嶋由記さん今年の6月に行われたマッスルゲート浜松で初出場ながら堂々としたステージングを披露した花嶋由記(はなじま・ゆき/36)さん。以前は人前に立つのも苦手だった花嶋さんが大会出場を決めたのは周りの方達への感謝を伝えるためだった。

【写真】花嶋由記さんの長い手足と広い肩幅がつくるメリハリボディ

「子ども、友人、同僚、お客様などたくさんの方の愛をさらに強く感じました。こんな私でもみんなのおかげで舞台に立てて、観てもらえてよかった、と感謝の気持ちでいっぱいです」

学生の頃は長距離選手で走ることが好きだった花嶋さん。子育てが少し落ち着きだしたのをきっかけにスポーツジムに通い、トレッドミルばかりしていたという。
「その時トレーナーさんに“トレーニングしたらかっこいい身体に絶対なるよ。やってみない?”と声をかけてもらったのがきっかけでトレーニングを始めました」

花嶋さんは以前、自分に自信がなかったが、トレーニングがそんな自分を変えたという。
「19歳で妊娠、出産、結婚をし、社会経験もほぼなかったので、自分という存在をあまり認めてあげられなく、自己肯定感も低く、私なんかと思って生きてきました。そんな私がトレーニングにより自分に自信を持ち、自分らしく、楽しく日常を過ごせるようになりました」

肩幅が広いのが恥ずかしいと思っていたが、ボディメイクをしていく中で、今では自慢の部位になっている。ケガをした時もしっかりケアをしながら痛みのない範囲で動かしていた。
「肩においては、インピンジメントでちゃんとできない時期はゴムバンドなど利用して、一分間痛みのない範囲で動かし続けるなどの地味なトレーニングをしていました。今は背中が強く、広がりもできてきたので好きな部位です」

大会前に離婚や引っ越し、仕事のストレス、減量、肩のケガなど一気にいろいろなことが重なり、不眠症にもなったという。そのときもトレーニングが花嶋さんの心を救った。
「トレーニング、大会出場が苦痛になりましたが、トレーニングしていない方がもっと辛く落ち込むと思い、無理矢理にでもジムに行きました」

花嶋さんは上手く時間を活用し、1時間未満しか時間がない時は有酸素運動だけでもしようとジムにいく。普段のトレーニング内容とは。
「週4〜5日程度(有酸素だけの日もある)、1回2時間以内でトレーニングしています。最近は大会後に増量していてむくみを取りたいので、朝に有酸素をしています。トレーニング中は狙ったところを使えているのかフォームを意識し、筋トレ前はケガ防止のためのストレッチも入念に行います」

減量末期でも糖質量は変えずにしっかり食べていた花嶋さん。糖質をしっかり摂っていた方が減量が加速したという。
「今は大会を終えての増量なので好きに食べてしまっていますが……。普段は決まったものを決まった量食べています。自分の中でハマる食材をぶらさず食べるのが私は楽です」

減量と大会を終え、周りの方達への感謝を胸に、花嶋さんは次への目標に取り組む。
「増量できないのが悩みでしたが、今は順調に増えているので9月から少し減量し、そこからまた増量し、身体を大きくしていきたいです。娘が大会中、舞台上の私を見て“ママかっこいい”と泣きながら言ってくれていたそうです。それを聞いて、私はこの子達の自慢のかっこいい女性になりたいと思いました。周りの支えてくださる方達への日々の感謝も忘れず、トレーニングはもちろん、自分の内側の強さも磨き続けていきたいです」

次ページ:花嶋由記さんの長い手足と広い肩幅がつくるメリハリボディ

取材:FITNESSLOVE編集部  撮影:中島康介 写真提供:花嶋由記

次のページへ >


-コンテスト, womens
-, ,