8月13日(日)、NEW PIER HALLにて『ベストボディ・ジャパン2023東京大会』が開催され、中山奈津実(なかやま・なつみ/43)さんがミス・ベストボディ部門、ウーマンズクラスでグランプリに輝いた。引き締まったバランスの取れた身体に加えて女性らしい美しさのあるスタイルや、ウォーキングをはじめとするポージングでの表現力が求められるベストボディ部門。健康美が重要となるこのカテゴリーでグランプリに輝いた中山さんの強さの秘訣に迫る。
トレーニング歴は1年に満たないという中山さん。きっかけは、今までダイエットに取り組みながらもリバウンドを繰り返してきた自分を変えたいという想いからだという。
「自分に甘いという気持ちの弱さが私のコンプレックスでした。でも、大会を目指したら継続して筋トレもできるのではないかと思ったんです。今まではコンテストなんて自分には遠い世界のものだと思っていましたが、思い切って挑戦することを決意しました。出るからには頑張りたいと思ったので、それからは毎日コンテストに向けた取り組みを行ってきました」
コンテスト出場に向けたトレーニングは、全身をバランスよく鍛えることを意識しながらも、お尻やウエスト、姿勢改善に力を入れて取り組んできたという中山さん。どのような方法で身体づくりを進めてきたのだろうか。
「お尻やウエストは週3回パーソナルで指導いただき、効果的なトレーニングを積んできました。特にお尻は垂れやすい部位なので、40代に入ってからは後ろ姿を見られたくありませんでしたが、筋トレを通して今では自慢の部位になりました。また、美しいポージングやウォーキングを作り上げるため、姿勢を見直したんです。私生活からお腹に力を入れながら背筋を伸ばす姿勢を意識し続けることで、少しずつ変化も感じられるようになっています」
元々はダイエットをしてもリバウンドを繰り返してきていた中山さん。そんな彼女がここまでトレーニングに引き込まれ、夢中になれた筋トレの魅力を伺った。
「とにかく自分に自信が持てるようになり、自己肯定感が上がりました。コンテストへの出場を決心してから一気にエンジンを入れ始めたのも私にとってはよかったです。思い切って始めたからこそ、みるみるうちに身体が変化していき、筋トレが楽しいと思えました。苦しいこともありますが、それを超える楽しさがあるんです!」
11月に控える日本大会への出場を決めている中山さん。今後の抱負を力強く語ってくれた。
「この1年間の経験は、私自身を大きく成長させてくれました。身体作りだけでなく、姿勢や歩き方の意識、そして何より自分に自信がついたことでメンタル面が強くなり落ち込むことがなくなりました。それでも私の挑戦は始まったばかりです。日本大会という大きな舞台でさらに自分自身を磨き、将来的には日本一の栄冠を手に入れたいです!」
自分の身体に自信をつけた中山さん。日本大会でも堂々としたポージングを披露してくれるだろう。
取材:池田光咲 撮影:田中郁衣