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背中からウエストにかけての逆三角形ボディ!お尻と肩をサイズアップし、見事優勝を飾る

小林尚美選手9月9日(土)に行われたオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス・ビキニフィットネス40歳以上160cm以下級で優勝して3連覇を果たし、翌日行われたオールジャパンフィットネスチャンピオンシップス・ビキニフィットネス163cm以下級2位を獲得した小林尚美(こばやし・なおみ/42)選手。広がりのある背中と細いウエストで観客を魅了した。

【写真】小林尚美選手の背中からウエストにかけての逆三角形ボディ

オールジャパンに向けて、肩とお尻のトレーニング、ポージングの改善(評価される規定ポーズ、ムービングのクセを排除し、しつこくないものへの改善)を行い、効果が実感できたという。

「大会の順位ももちろん嬉しかったですが、それ以上に昨シーズンから力を入れてきた肩とお尻にサイズアップが実感できたので、とても嬉しかったです。減量途中はちゃんと進化できているか不安でしたが、自分として納得できる変化が見られて満足しています。とはいえ苦手部位である肩は、肩の強い選手の隣に並びたくないという意識があるので、引き続き強化していきたいです」

そんな小林選手のトレーニングメニューとは?
「肩(フロントメイン)・胸、お尻、背中、肩(リアメイン)・腕、脚に分割しています。苦手部位は対象筋に負荷がしっかり乗っているか、筋線維の動きのイメージを持って意識を集中するようにしています。しっかり追い込むために、できないと思っても、“デキるデキる”と自分に言い聞かせて、一回でも多くチャレンジするようにしています」

背中からウエストにかけての逆三角形が印象的な小林選手。大会のステージでポージングを披露した瞬間、観客からも「ウエスト細い」などの声があがっていた。
「もともと評価されてきた背中の広がりに加え、今シーズンからポージングで肋骨まわりのコントロールを改善し、ウエストを細く見せられるようになりました」

職業は会社員(金融事務)の小林選手。平日の睡眠時間およびトレーニング時間の確保に苦戦したが、食事の作り置きをするなどして工夫してきた。

「平日は朝9時からの始業で終業後(そこそこの残業後)にジムへ行く都合から、帰宅時間がだいたい23〜24時になってしまうので、睡眠時間を確保できるよう、週末にまとめてミールプレップやサプリメント類の準備をしています。平日は帰ったら食事をして、寝るだけの状態を作りました」

仕事とトレーニングの両立は「単に気合いと根性。勝ちたい、成し遂げたいという気持ちで両立させています」と語る。辛いときにもポジティブに気持ちを切り替えて乗り越えてきた。
「仕事が忙しく帰宅時間が遅くて辛いときは、“忙しい分、空腹を感じる暇がなくて幸せ”と思うようにしたり、“減量期なんだから辛くて当たり前”と思うようにしていました」

基本の炭水化物を白米からさつまいもに変えたことで、白米に比べて同じカロリーでも満足感が高く、お通じが良くなったという。
「白米だと力がみなぎる感じはあったのですが、好きすぎてもっと食べたくなってしまうので、減量期は脚トレと週一の実家でご馳走になる食事のときのみにしました」

そして、デスクワークや帰宅が24時頃になる小林選手は、減量期も自身の生活や仕事に合わせた食事を意識している。

「減量期はこまめに食事を摂った方が良いと言われていますが、デスクワークで平日の日中は運動量が少ないため、無理に食事を摂取するのをやめました。空腹時間をしっかり作り、トレーニング前後にエネルギー補給を集中させるようにしたことで、減量が楽になった実感があります。また、減量期は夜の炭水化物をカットするのが王道となっていますが、トレーニング後の帰宅で食事が24時であっても炭水化物を怖がらずに摂取することでしっかり寝付け、減量に大切な睡眠につながりました」

着実に進化する小林選手の今後の課題とは?

「肩のトレーニングが苦手なので、肩のトレーニングが上手くなることです。特にサイドレイズは難しいので、上達させていきたいです」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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