コンテスト womens

逆三角形の背中と丸い肩!「肩はパンプしやすいのが好きでトレーニングをよくしていました(笑)」

内田織恵選手9月9日(土)に行われたオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス・ビキニフィットネス40歳以上160cm超級で華やかなポージングを披露し、3位に輝いた内田織恵(うちだ・おりえ/44)選手。逆三角形の背中と丸い肩で観客の注目を浴びた。

【写真】内田織恵選手の逆三角形の背中と丸い肩

「去年、体調不良によりオールジャパンを辞退し、悔しい思いをしました。今年最後にオールジャパンに出場して、引退しようと思ってましたが、久々のオールジャパンでは本当に素晴らしい選手の方々に再会でき、感動しました。また、お会いするのは初めての選手とたくさんお話しすることができて、同窓会のような、同じ目標を志し、日々切磋琢磨してきた戦友との素晴らしい時間の共有は私にとって、宝物でもあり、とても刺激的な時間でもありました」

脚が弱点で脚のトレーニングも苦手だという内田選手。根本的なところから見直そうと今まで全くしなかったストレッチや身体のアライメントを少しでも整えようと取り組んだ。

また、内田選手は今年、職場環境や生活環境が変わり、通勤も往復2時間かかる中、メンタル面やコンディションを整えることが例年通りいかず苦戦したという。

「身体や心が疲弊してるときは自分自身に耳を傾けました。決して無理はせず、休むこともトレーニングと言い聞かせ、きちんと回復させることにも気をつけました」

看護師(美容クリニック)の内田選手。移動中に食事をする、半身浴中にマッサージや仕事の勉強をする、休みの日に減量食を一気にしこむなど、時間の無駄がないよう、一日のタイムスケジュール管理を徹底し、仕事とトレーニングを両立している。

そんな内田選手にトレーニング内容と得意の部位を伺った。

「トレーニングは週5〜6日で、1回1時間~1時間30分です。基本は脚、お尻、背中、肩、胸に分けていますが、減量中と増量期で分割法は変えていきます。減量中期ぐらいからはほぼインターバルは取らず、スーパーセットやトライセットなどをし、トレーニング時間を短縮しながら、有酸素、ポージング、タンニング、ストレッチなどに取り組みます。今年は対象筋にしっかり重りを乗せ、しっかり収縮させることに意識を置きました。それまではネガティブ動作にばかり重きをおいてました。自慢の部位は肩です。肩のトレーニングはよくわかりませんが、なぜか発達が良く、パンプしやすいのが好きでトレーニングをよくしていました(笑)」

食事面では、減量中期から炭水化物をカボチャに変え、ライスケーキを追加していたという内田選手。炭水化物の量を変化させるカーボサイクルも行うなどの工夫をし、引き締まった身体をつくりあげた。タンパク質や他の食材も身体を見ながら調整していたという。

「タンパク質は基本メインは胸肉ですが、疲労感によっては牛の赤み、豚ヒレ、馬肉、白米など入れます。今季の脂質は、朝にサバや鮭を初めて取り入れました。お魚の脂質を入れるとなんとなくその日のコンディションが良かった気がします。元気に過ごせるというか……。ただ脂質量が多いので、必ず朝に摂取しました。体脂肪は9.9%まで絞りましたが、生理は一度も止まりませんでした」

引退を決意して臨んだ2年ぶりのオールジャパン出場だが、どうやら内田選手はコンテストの魅力に引き込まれてしまったようだ。

「今季で引退しようと思っていましたが、来年また選手の皆様とこの会場で再会できたらなぁという思いが湧いて来ました。まだ先のことはわかりませんが、可能であれば、来年またオールジャパンまで行けたらいいなと思います」

次ページ:内田織恵選手の逆三角形の背中と丸い肩

取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

次のページへ >


-コンテスト, womens
-,