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付け根から丸みのある脚と丸い肩のメリハリボディ!41歳が全体的な筋量アップの進化をみせた

小宮さやか選手9月10日(日)に行われたJBBFオールジャパンフィットネスチャンピオンシップス・ビキニフィットネス163cm以下級で丸みとハリのある筋肉で観客を魅力した、小宮さやか(こみや・さやか/41)選手。昨年のオールジャパンの予選落ちから大幅に順位を上げ、見事入賞5位に輝いた小宮選手に今大会に向けて取り組んだことを伺った。

【写真】小宮さやか選手の逆三角形の背中と脚の縫工筋

「今シーズンは、オールジャパン出場を最終目標に、それまでに出場する大会も一つ一つに目標を決めて臨んできました。そして、目指してきたオールジャパン出場を果たし、そこで入賞することができてとても嬉しい気持ちでいっぱいです。自分が今までやってきたことが結果として現れたシーズンでした。また、たくさんの選手たちと交流することができて、その中でいろんなお話が聞けて、私にとってとても良い刺激をいただけました」

小宮選手が今大会に向けて強化したことは、身体全体(特に脚)の筋量アップとポージングのブラッシュアップ。

「昨シーズンは圧倒的な筋量不足だったので、全体的な筋量アップを目的としたトレーニングとそれに伴い、いかに綺麗に魅せられるかポージングをブラッシュアップしました。今シーズンから自分の中でのビック3をベンチプレス・スクワット・チンニングと位置づけて、強度を追うトレーニングをベースとして始めました。それに自分の気になる部位のトレーニングを加えて、身体作りをしています」

ステージングではビキニフィットネスで求められる、脚の縫工筋を常に出すことを意識しているという。

「フロントポーズをとったときに、早い段階で縫工筋を出すこと、そしてそれを常にキープし続けられるように意識してます。そして、流れるような指先の動きとウォーキングを意識しています」

「骨格が細いタイプなので、筋肉や脂肪が付いていてもメリハリがない体型に見えてしまいがちです」という小宮選手。特に上腕二頭筋と三頭筋の筋量不足に悩んでいたという。

「背中や脚などの大きい筋肉はトレーニングで鍛えやすい部位ですが、二頭や三頭は、私の場合は減量して絞ると本当に細くなってしまい、全体的なバランスがそこで崩れてしまいます。そこで、背中の日や胸の日などに二頭と三頭のメニューを組み込んでトレーニングしていました」

小宮選手に普段のトレーニングサイクルと得意な部位を伺った。

「トレーニングは3日トレーニングして、1日休むサイクルです。胸、背中、肩、脚の4分割で、1回1時間~2時間しています。トレーニングしている部位の筋肉の動きをイメージしながら動かしています。得意部位は肩と背中です。肩はショルダープレス・サイドレイズ・リアデルト。背中はチンニング・ラットプルダウン・Tバーロウで鍛えています」

本業の看護師をやりつつ、パーソナルトレーナーもしている小宮選手。自身の疲れと向き合い、休むことにも意識を向けたという。

「以前は、自分のトレーニングサイクルを崩したくなくてどんなに疲れていてもジムに行っていました。ただそれだと、疲れが溜まるだけで筋肉が付くこともないんだなと分かり、仕事や家事で本当に疲れたときは、無理にトレーニングは行かずに、しっかり休むことを心がけています」

昨シーズンのタンパク質源は鶏むね肉をメインで摂取しており、その結果減量は進んだが、一緒になって身体の活気も落ちてしまったという小宮選手。それを踏まえて、今シーズンは食材を変えたという。

「今シーズンは、タンパク質は主に牛の赤身・豚ロース・鶏もも肉など様々なものから摂っていました。糖質は増量中・減量中ともに変わらず白米から摂っています。また今年は増量期・減量期ともに主人がPFCを考えて料理を作ってくれていました。一緒に戦ってくれていたのはメンタル面でも大きな影響を与えてくれていたと思います」

また、増量期からリーンバルクで体重を乗せていき、+5kg~6kg圏内の増量で抑えてから減量をスタートさせたことも減量が成功したポイントの一つだという。

今大会を終え、身体とポージングに磨きをかけ、さらに進化していく小宮選手。

「今回の大会に出場したことにより、自分の身体の強い所・弱いところが明確になりました。そこを中心的に鍛えて行き、より進化した身体とポージングを目指していきたいと思います」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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