11月4日(土)、平塚芸術文化ホールにて「サマー・スタイル・アワード横浜横浜予選」(以下、サマスタ)が開催され、ドレス部門で優勝したHitomi(ひとみ/31)さん。旦那から「お尻垂れているよ」と言われたことがきっかけで筋トレを始めたママトレーニーの、子育てをしながらのコンテスト挑戦を追った。
昨年、お風呂上りに旦那から「お尻垂れているよ」と何気なく言われたことで「トレーニングして見返してやる」と自宅トレを始めたというHitomiさん。
当時3歳の息子さんの子育てに追われながらコツコツと筋トレを始め、数カ月後ジムに通うようになったという。
「体調を崩していたことと家事・育児に追われてほとんど家の中で過ごしていたんですが、『このままでは良くない』とジムに通い、身体が変化していくと、周りからコンテスト出場を勧められるようになりました」
今年に入りサマスタデビューを決めて、6月に初戦を迎え、10月の2戦目で2位。今大会では表彰台の真ん中を射止めた。
「絶対に結果を出さないといけないと思いながら頑張ってきました」
そう答える理由には家族の存在があった。
「大会出場にはお金がかかります。家族の時間、旦那の稼ぎで自分の好きなことをやらせてもらっています。旦那からは『Hitomiがやりたいことを全部やりな』と背中を押してくれて、だから私はその分、結果で返さないといけないと思っていました」
息子が起きる前に家事を終わらせ、息子を園に預けたら、ジムに向かい2~3時間の有酸素運動とウエイトトレーニング。ジムから戻って、家族の夕飯を準備して園に迎えに行くというルーティーンだ。
「息子との時間はしっかりと作ると決めているので、園のない土日はジムには行きません」
子育てをしながらのトレーニングの日々で、Hitomiさんは以前とは違う充実感を得ているようだ。
「トレーニング、コンテストと自分に時間を割くようになってから、メリハリが生活に出てきました。今日はジムに行ってここを鍛えようという目標のために、家事も今までより気合が入りますし、自分の時間を取ったから、ここからは家族との時間だって切り替えられるようになりました。四六時中家事・育児に追われていたころと違って充実感があります」
「4歳の息子も自宅で腕立て伏せをするんです」と楽しそうに話してくれたママトレーニーのHitomiさん。ステージの上で見せた艶美なドレス姿と違った優しい笑顔が印象的だった。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢