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ほぼ毎日行うチンニングで培った逆三角形の背中!トレーニング歴3年にして日本大会の年齢別2位を獲得!

佐藤和歌選手7月に開催されたJBBF岩手オープン大会・ボディフィットネスで見事優勝し、9月に開催された年齢別、身長別の日本一を決める大会・JBBFオールジャパンマスターズ・ボディフィットネス45歳以上160cm超級で2位という成績を残した佐藤和歌(さとう・かずか/49)選手。3年前から本格的にトレーニングを始めてメリハリボディをつくりあげた佐藤選手にトレーニングや食事での工夫を伺った。

【写真】佐藤和歌選手の逆三角形の背中と割れた腹筋

「今年は、オールジャパンマスターズで2位をいただいたり、グランドチャンピオンシップスに出場することができたり、自分の目標としていた“オールジャパンで決勝に行く”という目標を、遥かに上回る成績を収めることができて、とても嬉しく思っています。過去に出場した大会で優勝経験がなかったので、地方大会で優勝することも目標としていたので、優勝できてホッとしています。苦しかった時期もありましたが、それも含めて今シーズンは楽しかったと思えています」

佐藤選手が大会出場を決めたのは娘の一言がきっかけだった。

「たまたまテレビでフィットネス大会の番組を放送していて、それを見ていた次女が、“地方の大会くらいなら、ママも出れるんじゃない?”と軽く言った一言がきっかけでした。最初は軽い気持ちで“じゃあ出てみようかな〜”と、ちょっとした検定試験を受けるような感覚でした」

そして、大会出場を考えるようになり、自分ではトレーニングの仕方もフォームも分からなかったので、週一回パーソナルトレーニングを入れて進めてきたという。

佐藤選手のトレーニング内容とは?

「トレーニングは週6回です。トレーニング自体はだいたい2時間〜2時間半くらい、その他、ストレッチ、ポージング、日によっては有酸素などで、トータルすると毎日4〜5時間はジムにいます。脚、背中、胸+腕、肩に分けて、行っています。メインの部位の他に、チンニング、サイドレイズ、レッグエクステンションorレッグカールは毎日入れるようにしています。チンニングとサイドレイズは、最初の減量の時、トレーナーが、苦手とする種目、強化したい部位のために毎日取れ入れるよう指導してくれました。レッグエクステンションやレッグカールは、脚の絞りが苦手で、カットがなかなか出なかったので、取り入れていました。毎日やっていると、自分でも気づかない間に、少しずつ成長していて、脚のカットも少しずつ出るようになっていました」

ウォーミングアップ感覚でメインのトレーニングの前に毎回チンニングをしていると背中をよく褒められるようになるほど、強みとなった佐藤選手。もう一つの強みが佐藤選手の割れた腹筋。その腹筋をつくりあげた方法を伺った。

「腹筋は、普段は週に2回程度ですが、身体の状態のバロメーターにしている部分でもあって、脂肪が乗ってきたなと感じたときや減量期は、多めに取り入れてます。ストレッチの後にすぐ入れるので、感覚的にはストレッチの延長上で行っている感覚です」

トレーニング中は、追い込むことを大切にしているという。

「トレーニングをあまり上手にできる方ではないので、きちんと効かせられているか不安になることがあるので、とにかく追い込んで、不安を少しでも解消させるようにしています」

「大会に出場するにあたって、メンタル面でいつも苦戦しています」と語る佐藤選手。そんなとき、トレーナーの存在が支えになった。

「大会前は特に、不安と焦りからイライラしたり、落ち込んだり、メンタルの浮き沈みが激しく、正直“苦しい”と思うことがしばしばです。でも、パーソナルを担当してくれているトレーナーが、必ずサポートしてくれて、身体の状態を確認してくれたり、ポージングの様子を見に来てくれたり、補助に入ってくれたり、そうやって声をかけてくれるので、いつのまにか気持ちも落ち着いていて……。トレーナーの存在は大きかったですし、本当に感謝しています。トレーナーの支えがあったので、今まで乗り越えて来れました」

仕事と家事とトレーニングなどを両立するために行っていることとは?

「だいたいのことは、日毎、週毎にスケジュール化していますが、例えば、仕事が遅くなりそうだったり、買い物が必要になったときなどは、時間と戦っています。何時までなら仕事を終えられるか、どうしたら時間までに終わるか、ジムに行く前に買い物をする時間はあるかなど、効率良くこなせるように調整しながら、両立させています」

減量中の食事面では、家に帰ると食べ過ぎてしまうため、トレーニング後は車の中で食事を済ませてから帰宅し、帰宅後すぐに歯磨きをしている佐藤選手。食事のメニューについても伺った。

「自分の中で基本にしている食事メニューがあり、毎日そのメニューを食べています。トレーナーがカロリー計算やPFCバランスを計算してくれるので、食事内容をアプリに入れて計算しています。基本メニューを基に、シーズン中、オフシーズンで、それぞれ足りない部分をプラスで補ったり、多い部分を減らしたりと調整しています」

佐藤選手の今後の目標は?

「今年よりも順位を上げることが目標です。また、来年もグランドチャンピオンシップスに出場できるように、そして来年は決勝まで残れるよう、オフシーズン頑張ろうと思っています。身体作りとしては、下半身、肩の強化、背中の厚みをつけることを目標としています。トップクラスの選手の方々と同じステージに立ち、自分に足りない部分、課題が分かったので、そこを強化し、来年に向けてオフシーズン頑張って行こうと思っています」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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