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コンプレックスだった太ももが長所に!49歳会社員で主婦がボディフィットネス優勝

大滝弥生選手11月11日に開催された北区オープン大会・ボディフィットネスにて大会初出場で2位を獲得し、その翌週の11月18日に開催されたマッスルゲート東京大会・ボディフィットネスで見事優勝を果たした大滝弥生(おおたき・やよい/49)選手。痩せたいというよりカッコイイ身体になりたいと思い、10年以上前にジムでのトレーニングを始めて今年大会に初出場し、いきなりの好結果となった。大滝選手が大会出場を決意した理由とは?

【写真】大滝弥生選手の深い溝の入った太い脚

「来年50歳になるにあたり、40代最後の歳に何かやり遂げたいと思い、今年、大会に初挑戦することを決めました。当初はマッスルゲート東京大会のみの出場を考えてましたが、日付が近い北区オープン大会があることを教えていただき、デビュー戦として出場しました」

大滝選手は会社員と主婦の忙しい日々を送りながら、早朝や夜の時間を活用してトレーニングをしている。

「トレーニングは週5~6日で、部位にもよりますが1回1時間半~2時間かかってしまいます。背中、尻ハム、肩、四頭、胸、ハムの順番で回しています。トレーニング中は使っている筋肉がどのように動いているか(収縮・ストレッチ)、自分の筋肉を想像しながら行っています」

大会に向け、トレーニングで強度を上げていくうちにケガに悩まされた大滝選手だが、試行錯誤して乗り越えてきた。

「筋トレそのものは長い年数を行っていますが、大会に向けたトレーニングではなかったので、特にケガや痛みなどが起こることはありませんでした。大会に出場すると決めた今年のトレーニングは、重量を上げたりレップ数やセット数も上げてみたりした結果、テニス肘になったり坐骨神経痛が起こったりと、いろいろな箇所で痛みが出ました。通常であれば休みを取れば良くなるようですが、少しでも筋肥大したいという思いから、整形外科でリハビリを受け、痛みが出ないやり方でのトレーニング法をYouTubeで模索しながらトレーニングを続け乗り越えました」

子どもの頃から太ももが太いことがコンプレックスだったが、トレーニングを始めて太ももが太いことを褒められるようになった。

「レッグエクステンション・フロッグスタイルのスクワットなどで、さらに四頭を鍛え強化しています」

大滝選手は今年初めて単なるダイエットではなく、“減量”にチャレンジ。こまめに食べることが効果的だったという。

「減量セミナーで教わった1日6食というタンパク質/糖質を含んだ1食200~300kcalをこまめに食べることに切り替えたことは、私には効果がありました。血糖値が常に安定している状態だからだったと思います」

また、日常生活でよく動くようにしてカロリー消費を心掛け、今年はスーパーへの買い物も自転車をあまり使わずに徒歩で行くようにして減量を乗り切った。

マッスルゲート東京大会で優勝し、ゴールドジムジャパンカップへの出場権を手に入れた大滝選手。次の目標は?

「12月10日のゴールドジムジャパンカップに出場しますので、決勝まで残ることです。また、来年はJBBF選手として関東付近の大会に挑戦して上位の成績を取ることです」

大滝選手は大会での結果だけでなく、大会に出場するまでの過程などで得たものがたくさんあったという。

「今まで何かを達成したり挑戦したりすることなく過ごしてきた私ですが、大好きな筋トレを通じて大会に出場することを決め、諦めずに出場して結果を掴めた自分に少し自信が持てました。大会に出るまで、ポージングレッスンやパーソナルトレーニング、ストレッチ教室などに参加し、たくさんの方との出会いがあり、また大会出場仲間との出会いがあり……。皆さん本当にポジティブで、このような出会いだけでも自分を成長させることができたと思っています」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介

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