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元ランナーの看護師が鍛え上げたメリハリボディを魅せる!コーチとの出会いで急成長中

藤巻ありさ選手11月5日に開催されたマッスルゲート千葉・ボディフィットネスでメリハリのあるアウトラインを見せ2位を獲得し、11月18日に行われたマッスルゲート東京・ボディフィットネスでは3位の成績を残した藤巻ありさ(ふじまき・ありさ)選手。看護師をしながら、トレーニングに励む藤巻選手だが、最初はドレスを着たいという理由だけでコンテストの道に入ったという。

【写真】藤巻ありさ選手の長く筋肉の丸みがある脚

もともと長距離ランナーだった藤巻選手はコロナ禍で次々とマラソン大会が中止されたため、ジムに入会。ランナーだったので、入会後約1年間は、ほぼトレッドミルしか利用していなかったという。

そして、昨年のドリームモデルの初回大会に初出場。

「今振り返れば、"選手"だなんてとんでもない、ドレスが着たくてただエントリーしただけの人でした(笑)。結果的にそれが"競技としてのボディビルディングを知り、しっかりトレーニングを始める入口"になりました」

藤巻選手は8月から今のコーチを師事するようになり、今までのトレーニングが変わったと語る。

「自己流でトレーニングしていた頃は週6〜7日、短くても1回あたり3〜4時間はジムにいました。現在はコーチの助言もあり、週5〜6日、長くてもなるべく2時間におさめるようにしています。下半身・胸・腕・背中・肩の5分割、サイクルは超回復の時間を満たした上で、かつ、自分の体調や仕事(看護師)のシフトを見ながら微調整していました。夜勤明けで脚の日に当たると、心身共にぶっ倒れそうになるので……(笑)。減量後期からはコーチの助言もあり、腕の日をなくしました。除脂肪によって自分の弱点が明るみになったので、今後は定期的にコーチに相談し、そのときのコンディションに適したトレーニングを組み立てていきたいです」

「がむしゃらタイプなので、自己流でトレーニングをしていた時期はひたすら重量を求めてしまっていました」

その影響か、一時期は肩を故障し、上半身のトレーニングが思うようにできない日々が続いた藤巻選手。しかし、コーチと出会ってから、ボディメイクで大切なことを学んだという。

「重量よりもまずはフォームを固めること、対象筋にしっかりアプローチする大切さや、日常におけるフィジカルのコンディショニングの重要性を学びました。まだまだ改善点しかないので、今後一つひとつをクリアしていくのが楽しみです」

「歴も浅く経験値もほぼゼロ、知識技術ともに課題ばかりのフィットネスライフですが、今の所、苦しさしんどさもひっくるめて楽しめています」という藤巻選手。伸び代を楽しみ、探求することがトレーニングを継続し、身体を変えていく秘訣なのかもしれない。

競技と仕事を両立することができたのも周りの方々の協力があったからだと語る。

「職場も家族も友人も、競技に対する理解があり協力的なので、すごく恵まれていると思います。減量末期は日常生活行動さえもギリギリの状態だったので、仕事面ではだいぶ融通を利かせていただきました。感謝しかありません」

競技初年度ということもあり、自分に合う食材などは、まだ手探り状態だという藤巻選手。今後工夫したいこととは?

「オフシーズンは仕事柄、生活サイクルや栄養摂取のタイミングが不規則になってしまうため、なるべく自律神経の乱れやカタボリックを最小限に留められるような工夫をしていきたいです」

また、今年は減量での反省点があるという。

「減量幅が大きすぎたことがまず反省点ですが、それに加えて減量のノウハウもまったく分からず、減量期に突入してからは教科書通りの『悪い見本』そのものでした。特に最後の3週間は文字通り、生命の危機を感じながら1日1日をやっと生き抜く、みたいな……(笑)」

藤巻選手は今シーズンを振り返り、反省点も前向きに捉えている。

「3週連続で3大会エントリーしてしまったため、のちのち痛い目を見たのですが、それもひっくるめて楽しめました。今年は結果よりもプロセスの濃さが上回ってしまい、反省点は挙げればキリがありませんが、3ステージともステージに立てたので、そこはひとまずよかったのかなと。あとはやはり、一番辛い時期にコーチがくれた“頑張れ!”の一言と、家族や友人の支えは非常に大きかったです」

最後に来シーズンに向けての目標を伺った。

「初シーズンを終え、やっと競技者としてスタートラインに立てた気がします。今回の減量でだいぶ筋量を犠牲にしてしまったので、来シーズンはもう少し計画性を持って大会を迎えたいです」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介

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