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大人セクシーな30歳。「平凡な身体」をボディメイクで最大限に魅せる

「30代以上の部門での初挑戦、自分がどこまで通用するかという不安とワクワク感でいっぱいのシーズンでした。去年よりも順位は落ちたものの、自分のなかでは今できるベストを尽くしてきたという満足感でいっぱいです」

【写真】塩谷諒さんの大人セクシーなビキニスタイルとステージング

11月19日(日)に行われたベストボディ・ジャパンが主催する『モデルジャパン2023日本大会』にて、ミス・モデルジャパン部門レディースクラス(30〜39歳)4位の上位入賞となった、塩谷諒(しおたに・りょう/30)さん。ヘルシーなスマートボディ、形よく上がったお尻を作り上げたボディメイク法に迫った。

「私は元々、背が高いわけでもなく手足が長いわけでもない。肉体のポテンシャルとしては非常に“平凡”な身体です。そのなかでも自分の理想とする体型になるために、試行錯誤を繰り返してきました」

トレーニング歴7年。最初の3年間はひたすら高重量のコンパウンド種目を行ったという。

「まずは身体の土台を作ろうと、背中や脚の大きな筋肉を育てました。増量もかなりして、ラットプルダウン、スクワットやレッグプレスといった種目をメインにしていました。ただ、そこでできつつあったのが、個人的には“がっしりしすぎている”体型だったため、路線変更をしました」

「トレーニングは週に背中を2回とお尻を2回やるのですが、現在行っている種目は筋肥大したい部分のみ高重量、それ以外は低重量で高回数です。具体的には、強くしたいお尻はデッドリフトやヒップスラスト、背中はワンハンドロウイングで局所的に効かせてどんどん重量を追い、それ以外の部分は引き締めるイメージで追い込みません」

同じくボディメイクに欠かせない食事についても語ってもらった。

「私は食べることが好きなのですが、ヘルシーな食材が好きなためオンもオフも3〜5kgしか体重差がないんですね。基本的にはローファットで、あとは毎食必ず発酵食品をとります。脂質も1日45gは切らないようにして、便秘や乾燥・月経の問題にならないように気をつけています。具体的なメイン食材は鶏胸肉のほか豚ヒレ、納豆、鮭、さば、えびなど多種のタンパク源を採用し、そのほかはきのこ類、海藻類、キムチ、ヨーグルト、味噌、オリーブオイルです。多様な食材を使用すれば、オムライスやチャーハンといった一見ハイカロリーなメニューも低脂質で作れるので、なるべく美味しく調理して食事を楽しむようにしています」

「どうしても食べたい!というときはあると思います。そういうときは『+2kgまでは何を食べてもOK』というルールにします。例えば土日は自由にして、平日で戻す。過酷なダイエットをしている方は、このくらいの自由度でも身体はちゃんと維持できるというのを知ってほしいですね。もちろん、運動量や節制時期は徹底することが前提ですが」

運動も食事も紆余曲折を経て、様々な方法を試してきたなかで辿り着いたのが現在の手法だという。美しいボディラインは「厳格すぎる方法」でなくとも作れるということを塩谷さんは体現していきたいという。

「来年も、自己ベストのボディを更新していきたいですね。具体的な改善などはまだわからないのですが、他者からの評価よりも自分の満足度を優先して、そのなかで成果を追い求めていきたいです。繰り返しになりますが、私の骨格や身体のポテンシャルは他の方と比較して優れている方ではなく、むしろコンプレックスが多いです。そんな自分でも優れた人たちと闘っているんだという姿に、皆さんには勇気を持ってもらいたいです」

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取材:にしかわ花 撮影:FITNESS LOVE編集部

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