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背中から丸いお尻までの曲線美を作り上げ、25歳女性が日本一獲得!浮腫みや便秘を防ぎながら身体を引き締める食事管理法とは?

その曲線、麗しく艶やか。引き締まったくびれから持ち上がる殿部との高低差は、まさに“女性美”の体現だ。2023年サマー・スタイル・アワード(以下、SSA)東京大会 Bikini modelオーバーオール(部門総合)優勝、そして日本一をかけたSSA決勝大会Bikini modelにてオーバーオールを勝ち獲った角田琉奈(かどた・るな/25)さんのボディメイク法に迫った。 

【写真】角田琉奈さんの引き締まったくびれから持ち上がるお尻

「私のボディメイクは自身が目標とする上でもパーソナルトレーナーとしてお客様に指導する上でも、“しなやかな女性らしさ”を大切にしています。SSAを活躍の舞台としているのは、そういう女性ならではの健康美が評価される審査基準であること、そして日常生活との乖離が少なく現実的な努力で結果を出せるという部分です。過剰でない食事管理、トレーニング、心身ともに健康でありつつ美しさを追い求めるという理念のもと、身体づくりをしています」 

「トレーニングに関しては週に2日のオフを曜日で固定し、疲労をしっかりと抜いて強度を保ちます。1回に1時間〜1時間半程度を目安に、重量を追う日と効かせる日で分けるのですが、基本的に“効かせる感覚を磨く”ことに重点を置いています。特に女性は身体の背面を中心に対象筋の収縮と伸展をしっかり意識して低重量で回数を多くすることで、綺麗なアウトライン、バランスのよい曲線の筋肉を培うことができやすいと感じます。また、個人的に睡眠の質と量を十分に確保するために、早朝にトレーニングや有酸素をルーティンとして取り入れています」 

女性らしい健康美の追求は、食事管理でも徹底されている。 

「ダイエットにおいて、女性は特に健康面で不良を起こしやすいため、急激な減量を避けるとともに、オンオフともに偏った食事は取らないようにしています。減量中の食物の計量はしますが、基礎は『食べたら動く』です。過度にカロリー減をせずカーボを白米からオートミールやかぼちゃに変えるなど、質の変化を主にすることでトレーニング強度の低下を最小にできるように計量しています」 

自身の体質に合わせて、食材の厳選も工夫を重ねたという。 

「私は非常に浮腫みやすい体質のため、水分を含みにくい食材や、解消する食材であるカリウム系のオクラや小松菜を多用し、また便秘対策としてりんごや海藻も多くとります。減量中は肌の乾燥も起こりやすくなるので、減量末期でも脂質を30gは必ず摂取します。MCTオイル、ナッツ類からが多いですね。脂質に限らず栄養素は食材からの栄養摂取を心がけています。サプリメントはマルチビタミンとミネラルくらいですね。“大会だけでなく一生続けられる習慣でないと意味がない”という理念で、栄養コンシェルジュの資格を取得して栄養学を学びました」 

そうした知識と経験は自身のボディメイクだけでなく、顧客へのアドバイスにも非常に活かされている。 

「顧客の方は女性が多いのですが、体型だけでなく体調面の改善を求める方も多くおられます。冷えにはたんぱく質、生理痛には鉄分といったようにその方に応じて必要な食事を提案することも、パーソナルトレーナーとして非常に大切なことだと思っています。自分自身も、週に一度コンディショニングのコーチのもとで身体の状態を問診してもらいます。リンパマッサージや岩盤浴、エプソムソルトを入れた半身浴の習慣などを取り入れたのもこの指導によるもので、今シーズンの慢性的な悩みであった浮腫みに非常に効果的でした」 

「また、健康という面で減量幅については特に気をつけていて、1カ月に2kgまでと決めています。これ以上の減量は睡眠に悪影響があり、身体への負担も大きいです。よく大会前に不眠に悩む方がおられますが、私はこの減量法で大会前日まで快眠と元気を保って、全力でステージに臨むことができているというのもパワフルなパフォーマンスとなり勝因に繋がったのではないかと思います。様々なボディメイク法がありますが、私はこういった手法で戦績を残せたという結果を踏まえ、これからもブレずに堅実に、ヘルシーな美しさを追求していきたいと思います」 

角田さんの次なる目標は決勝大会での連覇、そして地方での活躍によるSSA競技人口の増加だ。健やかさを第一に据えた美しさへの探究は、その姿をもって今後も多くの人を魅了し、伝播していくであろう。

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取材:にしかわ花 撮影:FITNESS LOVE編集部

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佐藤奈々子選手
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