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助産師がボディコンテストで日本2位。『白鳥の湖』をテーマに観客を魅了

大西麻由さんボディコンテストの中でもショーのような舞台演出と洗礼されたステージングが話題を呼んでいるSUMMER STYLE AWARD(以下、サマスタ)。昨年12月9日(土)に行われた決勝大会(FINAL)のドレス部門で2位に輝いた大西麻由(おおにし・まゆ/37)さんはウォーキングとステージングで観客を釘付けにした。関西のクラブを拠点にGOGOダンサーとして活躍し、現在は助産師という大西さんが伝えたいのは「コツコツ頑張ること」。

【写真】写真から伝わるほどの大西麻由さんの表現力

『白鳥の湖』をテーマにステージング

クラシックバレエを観ているような美しいウォーキングとフリーポーズが印象的だった大西さんは幼少期からダンスと共に生きてきたという。

「幼少期にクラシックバレエを習い、学生時代からはジャズダンス、HIPHOPなどジャンル問わずダンスをしてきました。そこから関西のナイトクラブでGOGOダンサーをしていました」

4年前にダンサーを辞めて太ってしまったことをきっかけに、運動を始めた大西さんはステージでの表現を続けるため、次なるステージとしてサマスタの舞台を選んだ。

「キレイな40代になるために、ピラティスを入口に筋トレを始めて、3年前にサマスタのビューティーフィットネス部門に出場しました。ルーキーはTOP10入りしましたが、一般の部は予選敗退でした」

当時からダンスで培った経験で観客を魅せるということを大切にしていた大西さんはデビュー戦のステージでは“VOGUE(※)”をテーマにステージングしたという。
※ダンスのジャンルのことでしなやかな動きの中でかっこいいポーズを決めるのが特徴

助産師をしながらのコンテスト挑戦!

大西さんの職業は助産師。「日勤」と「夜勤」があり、2日日勤、1日夜勤、1日休みというローテーションが一般的で、減量が必要なコンペティターの大西さんにとっては苦労も多い。

「やはり夜勤があるので体調管理には苦労しました。身体も浮腫んでしまいますし、ホルモンバランスなどに気を使わなければならないこともあります。しかしなるべく食事を楽しむというところを忘れずに減量と両立しました」

ボディコンテストにはオン(減量期)・オフ(増量期)があり、一年中トレーニングと食事管理による身体作りを続ける必要がある。

大西さんは“コツコツ頑張ること”が継続の秘訣だと教えてくれた。

「頑張り過ぎてしまうと結果が伴わないときに筋トレや大会を嫌いになってしまいます。そうならないようにコツコツ頑張っていくことで筋トレは4年、大会出場は3年続けることができています」

日本大会での2位という結果に悔しさを滲ませたが、ステージを楽しむことができたことと、コツコツ順位を上げている喜びを噛み締めた大西さん。

「あと一歩という結果は悔しいけれど簡単に日本一が獲れないのは分かっていました。確実に実力をつけてコツコツと順位を上げていけているので良し。それにみんなにステージングを褒めてもらい、記憶に残る選手になっていると思うので成長を感じています」

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取材:撮影:FITNESS LOVE編集部 写真提供:大西麻由

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