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「親子でグランプリ」の母がベストボディ日本大会でタテ線の入った美しい腹筋を披露!

「親子でグランプリを獲得したときは、ドキドキで2倍疲れましたが、それよりも喜びがすごかったです」。2023年のベストボディ・ジャパン京都大会のマッスル&フィットネス部門ウーマンズクラス(50歳~無制限)で準グランプリ、その後の大津大会と津大会のミス・ベストボディ部門クイーンクラス(50歳~59歳)でグランプリ獲得、関西大会では準グランプリを獲得するなど、ベストボディ・ジャパンの多くの大会でトップクラスの成績を残してきた寳田佳苗(たからだ・かなえ/52)さん。娘の奈々さんとともにベストボディジャパンに挑戦中だが、いかにして親子で大会出場をすることになったのだろうか。そのきっかけや、親子で出場した際の心境も語ってくれた。

【写真】健康的なボディ!寳田佳苗さんの締まった全身の筋肉と自慢の肩

インストラクターとして「背骨コンディショニング」を指導!?

「普段はスタジオインストラクターとして活動しています。エアロビクス系のレッスンからボクシング系、ストレッチ系と幅広くレッスンを行っています。また、『背骨コンディショニング』というパーソナル指導(※)も行っています」
(※悩みの症状の改善を目指して、認定指導者がマンツーマンで、個々の症状に合わせた最適な背骨コンディショニングの運動指導を行い、歪んで固くなった関節をゆるめる指導)

寳田さんは実際に『背骨コンディショニング』をどのようにして指導しているのだろうか。

「背骨コンディショニング協会(※)は、身体の不調は、背骨の歪みにより神経が引っ張られることに(神経牽引論)よっても引き起こされているという考え方なんです。なので、背骨の歪み(捻れやズレ)を整えることで神経が引っ張られていたものが元に戻り、不調が改善されるとされています。実際の内容としては、身体を触り、必要な関節を緩める→骨を動かす→筋トレ、といった流れと、ご自宅でもやっていただくために、個々の症状に合わせたセルフ体操の指導などを行います」
(※背骨コンディショニングの普及活動を目的とし、民間資格認定を実施している一般社団法人)

そんな寳田さんは、ジムの会員さんからの一言がきっかけでコンテストに出場するように。

「ベストボディ・ジャパンには昨年の夏から挑戦しています。きっかけは『先生、背中がきれいですね』と会員さんに褒められたことで、『ステージに出てみたら、どう評価されるんだろう』と思い、出場を決めました」

「ウエイトトレーニングは一切していない」という寳田さんだが、多くの大会で結果を残してきた。

「笑顔なこと、あとは『自然でナチュラルな身体』という点で評価していただいたと審査員の方に聞きました。自然でナチュラルな身体やステージングが評価されているとのことで、嬉しく思います」

「自分の中での得意部位は肩です。私はウエイトトレーニングは一切していなくて、スタジオレッスンのみで身体を作っているのですが、筋肉がつきやすいのか、特にボクシング系のレッスンをしていると肩の筋肉がどんどんついてきちゃって(笑)。ウエイトトレーニングをすると、部門を変えなくてはいけなくなる可能性があるんですよ。私は筋肉量を競う部門ではなく、女性らしい健康美を求めていたいので、ウエイトトレーニングはやらずに、関節をほぐすストレッチと姿勢を重視して取り組んできました」

親子でグランプリ獲得

実は寳田さんは、娘と共にベストボディ・ジャパンに出場しており、なんと津大会では親子ともにグランプリを獲得している。母の大会観戦がきっかけで、すっかりベストボディジャパンの虜になったと娘の奈々さんは語った。

「両国国技館のステージ上で堂々とウォーキングをし、楽しそうにポーズをする選手たちがカッコよくて、私もいつかこのステージに立ちたいと思ったことをいまでも覚えています。それまでは母がどうしてステージの上での数分、数秒のために果てしない努力をし、忙しい中空いている時間を見つけてはトレーニングやポージングの練習をすることに対して理解ができませんでした。でも自分が選手になって、はじめてこの大会の素晴らしさや魅力に気づくことができ、すっかり虜になってしまいました」(娘の奈々さん)

親子でグランプリを獲得した津大会では、娘の初ステージにドキドキしっぱなしの一日だったという。

「娘の予選がなんとか無事に終わったらすぐに私の出番で、大きなミスなく終えてホッとしました。決勝では、最後の一騎打ちまで娘が残ったので、逆にわたしはプレッシャーを感じていました(笑)。『娘の順位よりは上に行きたい!』と、出場するクラスは違うけど、まるでライバルのようでした。大会中は見守るドキドキと、自身のドキドキが交互にやってきました」

親子でグランプリを獲得したとき、「2倍疲れたけど、それよりも喜びがすごかったです」と語った寳田さん。親子で次なる目標に向かって進んでいく。

「これからもまた親子でグランプリを獲りたいです。そして次は日本大会で2人とも決勝に残ることを目指しています」

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部

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