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身体機能を高めた美しいビキニボディ、ドレス、レギンス姿を披露し全国大会で大活躍!疲労を軽減させる「呼吸法」とは?

安西真澄選手トレーニングで身体を変化させた人は、具体的にどのような取り組みをしているのだろうか。12月10日(日)に開催されたゴールドジムJAPAN CUPでビキニフィットネス35歳以上163㎝超級2位、ドリームモデル163㎝超級3位、ウーマンズレギンスフィットネス163㎝超級優勝と、出場した3カテゴリー全てで表彰台に登った安西真澄(あんざい・ますみ/41)選手。3年前にトレーニングを始め、今やハイレベルな全国大会で優勝するまでに至った経緯とは。

【写真】安西真澄選手が作り上げた「審美性、機能性の高い」ビキニボディ

3年間で「体重-15kg、体脂肪率-21%」

「3年前にトレーニングを始めて、始めた当初が体重65kg、体脂肪33%でした。それが先月のJAPAN CUP当日は49.3㎏、体脂肪11.7%にまでになりました」
(体脂肪率は市販の体組成計で計った数字)

トレーニングは1日10分間の運動から開始した。

「トレーニングを始めた当初は、YouTuberのユウトレさんのトレーニング動画で学びました。自重トレーニングで有酸素運動の要素も入っており、1回3分を1日3セット、約10分やっただけでも筋肉痛がひどくて(笑)。それを週3回からスタートしました。それを続けていると2週間ほどでお腹周りが変わってきて。そこまで食事制限はせず、運動だけで身体が変化していきました。結果8~9カ月で約9㎏の減量に成功したんです」

「その後、ユウトレさんのオンラインサロンに入会し、食事内容を報告するようになりました。1500kcal~1600kcalのロウファット食で設定してもらい、そこまでキツい食事制限をすることなく順調にダイエットできていましたね」

安西さんがダイエットの好スタートを切ることができたワケとは。

「月1~2kg減のペースで、最終的には月700gほどしか減らないゆっくりのペースでしたが、それが逆にきれいに痩せることができた要因かと思います。また、ユウトレさんが私のSNSでのダイエット報告などにも反応してくださり、オンラインサロンではあるのですが身近なトレーナーさんのように接して下さったことも成功できた要因かと思います」

その後、下半身強化に取り組み、ヒップ、太ももをスリムに変化させた。

「“みすたーだいどー”さんの女性専用ジム『Desty』でのトレーニングを通じて、ヒップを103cmから87cm、太ももを63cmから46cmに減少させました。最初の2カ月はリリースに集中し、その後自体重以下のBIG3に取り組み、正しい身体の使い方を習得しました」

最初は身体の機能改善がオススメ

「自体重以下の軽いトレーニングを行い、動きにエラーやつまづきがあればリリースで正しい機能に直すということを繰り返していました。とにかくエラーがあるフォームのままトレーニングをしないように、身体のアライメントを整えて、エラーが少ない状態にもっていくことを意識していました」

最初に身体の機能を改善してからトレーニングを始めることには多くのメリットがあるという。

「私は下半身太りが気になっていたのですが、それは日常の動きに癖があったからなんですよね。その状態でずっといると次第に下半身が太っていってしまったので、まず最初に機能改善のジムに通うことはオススメです」

「最初に機能を整えてからトレーニングをすることのメリットとして、筋トレを短時間で効率的に行えるというメリットがあります。機能が整っているので、効かせたい部位に的確に刺激を与えられるので。加えて、ケガがほぼないことや余計な部位に筋肉がつかないのでステージに立った際の審美性が高まることもあります」

安西選手オススメの「呼吸法」

「1分間に2呼吸まで減らす呼吸法をオススメします。具体的には、10秒間吸って、10秒間吐いて、吐き切ったところで10秒止めるんです。呼吸を落とすことで肩や首回りの緊張が取れ、肩が下がって首が長く見えます。現代人は肩で呼吸しがちなので、肩回りの厚みなどが気になる女性にはオススメです。私はこれを寝る前の4分間で行っていて、疲れにくくなりました。トレーニングをされていない方でも、例えばプレゼン前に行うだけで変わってくると思います。最初から10秒ずつは難しいと思うので、5秒、8秒と上げていくのがいいと思います」

安西さんが目指す理想の身体とは?

「理想とする身体は、自由に動ける身体です。具体的にはアスリート体型&メリハリある身体で、昨年の世界選手権ビキニフィットネス一般172㎝以下級で優勝されたaneta tichaさん(スロバキア)です。自由に動けるアスリート体型は審美的に美しく、結果的に今後求められるビキニフィットネスのデザインになるのではないかと思っています」

最後に、安西さんに今後の目標を聞いた。

「私は上半身が細く下半身がしっかりしていて、バランスがまだよくないんです。側弯症(※)の影響なのですが、2024年はじっくりと上半身の筋肉増加に努め、2025年にオールジャパンでトップ6に入りたいです。できれば、安井友梨さんの横に並んでみたいです。今回のJAPAN CUPで全カテゴリーでメダル獲得という結果を残せたのもトータルパッケージの重要さを教えていただいた安井さんのおかげでもあるので、『ここまで来ましたよ!』という感謝を伝える意味でも、横に並んでみたいと思っています!」
(※背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うこと)

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

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