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48歳・植木屋さんが肉体労働とボディメイクを両立!早朝からハードな仕事、家事、子育て、2時間の筋トレ

須佐純子選手植木屋さんで肉体労働ながらも自分で考え工夫しながらトレーニングに励む須佐純子(すさ・じゅんこ/48)選手。12月10日に開催されたゴールドジムJAPANCUP・ボディフィットネスで48歳とは思えないハリがあるバランスの良い筋肉で観客の目を惹きつけた。肉体労働や子育て、家事をしながらトレーニングに励む須佐選手のトレーニングライフとは。

【写真】須佐純子選手のバランスの良い筋肉美

マッチョのトレーニングを覗き見

トレーニングを始める前はジムのスタジオレッスンのみだったが、3年ほど前にコロナが流行りスタジオレッスンが閉鎖となったため、トレーニングを開始。そして、ゴールドジムのトレーナーに言われた、「どうせトレーニングするなら大会出てみたら?」の一声で2021年マッスルゲート東京大会・ウーマンズレギンスに初出場し、3位を獲得した。

昨年2023年8月に開催されたマッスルゲート東京ベイ大会・ボディフィットネスで優勝し、今大会への出場権を獲得。今大会の約1ヵ月前の11月に開催されたマッスルゲート千葉大会でも見事優勝を果たした。そして、今大会のゴールドジムJAPANCAPでは全国の上位者が集まるハイレベルな戦いの中、見事入賞5位。

昨年はマッスルゲートだけでなく、JBBFの大会など多くの大会に出場した須佐選手。その中で反省点があるという。

「ステージ上で笑顔がなかなかつくれず、毎回初心者のような感じだったので、昨年は、ステージ慣れするためにたくさん大会に出ました。その結果、減量期が長いため、身体を大きくできなかったのが失敗だったなと思っています。なので、今年は大会を絞りバルクを上げて行こうと思います」

トレーニングは、週5、6日で1回2時間、脚、背中、肩、胸・腹筋のサイクルで行っている。自己流でトレーニングをしている須佐選手には苦戦しながらも少しずつ身体を変えていく工夫が見られた。

「まだまだ初心者で、目を閉じないと筋肉が活動しているかが意識できなかったのですが、目を閉じてトレーニングすると副交感神経が優位になり、筋出力が低下してしまうらしいので、目を開けて筋肉部位に刺激が入っているか意識しながらやっています。けど、難しい……。いろいろな方にアドバイスをいただき、トレーニングのインターバル中に、マッチョさん達のトレーニング方法を覗き見しながら、なんとか自分に合ったトレーニングを手探りで頑張っています。勉強不足、勉強苦手な私の場合、目標の身体になるためには、かなりな歳月が必要な気がしています。少しでも昨年より大きな身体になるようにトレーニングの勉強をしたいと思います」

肉体労働との両立

須佐純子選手

植木屋さんで剪定のお仕事をしており、お庭の仕事は、朝早くハードな肉体労働。仕事、家事、子育て、トレーニングに励む須佐選手の一日のスケジュールとは。

「仕事があるときは、現場の場所次第なんですが、5時〜6時頃起床。定時は17時に仕事が終わります。現場によって早く帰れるときもあります。仕事が終わって帰宅し、身体が疲れ果てているので20分〜30分程の仮眠をしてから、家事を終わらせて、だいたい20時半に家を出て、21時〜23時頃までトレーニングします。深夜1時頃就寝。子どもたちが帰ってくるのが23時前後だったりするので、このような時間になります」

また動くことが多い仕事柄、お米を抜いてしまうと「筋肉のない痩せた人」になってしまうので、白米や玄米は、減量中でも食べることを意識しているという。

ゴールドジムJAPANCUPを終え、ご自身の特徴を理解した課題ができた須佐選手。

「大会を終えて、たくさんのマッチョさんと近くで接することができ、とても刺激をうけました。JAPANCUPでは、脚の絞りを意識し過ぎていたら、上半身が先に筋肉がなくなってしまいました。太るのは下半身から、痩せるのは上半身からの私の特徴を克服したいですね!」

目標は「北区オープン優勝、ゴールドジムJAPANCUP4位以内になりたい。頑張りたいです」と教えてくれた須佐選手。昨年の反省を活かし「バルクを上げて、筋肉のカットを上手く出せるようにする」ことを身体づくりの目標としてトレーニングに励む。

「今はまだまだトレーニング初心者なので、伸び代しかないと思っています。手探りで、ゆっくりではありますが、筋量アップさせて、いつかはトップ選手になれるように頑張りたいです。応援宜しくお願いします!また、気分転換にフットサルをやっています。以前は競技者としてやってたのですが、今は関東女子リーグに所属するチームのマネージャー業務をしています」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 北岡一浩 写真提供:須佐純子

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