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元プロボクサーの女性がハイレベルな日本大会でメリハリある筋肉を披露 バランスの良い食事で健康的な減量に成功

小室奈々子さん「ボクサー時代は、とにかく軽くて高カロリーなものを食べていました」。元プロボクサーというユニークな経歴をもち、2023年にはベストボディ・ジャパンが主催する「マッスルモデル&フィットネスモデル日本大会」で6位入賞に輝いた小室菜々子(こむろ・ななこ/40)さん。ボクサー時代の減量方法により「女性らしい身体」から遠ざかっていた小室さんが理想の身体を手に入れるために意識したのは「良質な脂質」だった。

【写真】元プロボクサー・小室菜々子さんの引き締まったウエストと張り出した肩

以前はプロボクサー!?

 

ボクサー時代の小室さん

ボクサー時代の小室さん

「ボクシングは7年前の33歳のときに始めたんです。それ以前はフラダンスをやっていたのですが、『何か物足りないなぁ』と思い(笑)、三谷大和スポーツジムというボクシングジムに入門しました」

「もともとプロになる気はなかったのですが、そのときは34歳までプロテストを受けられるということで、受けてみようと。そのジムで働かれているプロの方々がかっこよかったので、『私もあんな風にかっこよくなりたい!』という気持ちも大きかったです」

ボクサー時代のハードな練習の経験が、現在にも役立っているという。

「いざプロテストを受けてみて、1回は落ちてしまったのですが、その後もう一度受験し、無事合格することができました。プロになって一度は試合に出ましたが、経験不足、実践不足でボロ負けしちゃいましたね。練習ばかりしていたので(笑)。ただ、ハードな練習をずっとやってきていたので、ウエイトトレーニングでの追い込みの上限も高くなったと思います」

 

「あなたはエネルギーが有り余っているから、挑戦してみなさい」

「その後ボクシングを辞め、ベストボディジャパンに出場するようになりました。以前、ボクシングの役に立つからとピラティスにも同時並行で通っていたのですが、そこの先生から『あなたはエネルギーが有り余っているから、ベストボディに挑戦してみなさい』と言われて。それが4年前になりますかね」

ベストボディ・ジャパン初挑戦の大会は悔しい結果に。

「初めて出た大会は負けてしまいました。準備不足と、ミス・ベストボディ部門に出たのですがボクシングをしていたこともあって肩周りの筋肉量的に求められる基準と合っていなかったようです」

「その後、もう1大会(関東大会)に出たのですが、このときはミス・ベストボディ部門とフィットネスモデル部門に出場しました。そこでフィットネスモデル部門の方が成績がよかったので、『私はこっちなんだな』と分かり、それ以降フィットネスモデル部門に出ています」

 

女性らしい身体を作る上で欠かせないのは「良質な脂質」

小室さんの普段の減量食

小室さんの普段の減量食

昨年はマッスルモデル&フィットネスモデル日本大会でトップ6に入る活躍を見せた小室さん。フィットネスモデル部門に出始めたときは、身体つきに女性らしさがなかったそう。

「フィットネスモデル部門に出始めたときの身体は、何というか『ただ細いだけ』という感じで、バランスのよい筋肉や、女性らしさのある身体つきではありませんでした。これはボクサー時代の減量方法によるもので、そのときは『高カロリーで軽いもの』を食べて減量していくスタイルだったんです。例えばチョコレートとか。軽ければいいという発想で、軽いなら高カロリーなものを食べた方がいいと思っていたので(笑)」

その後、炭水化物や脂質を摂る適切な減量方法を学び、身体を変化させていった小室さん。「女性らしい身体」を作る上で最も意識したのは、脂質の摂取だ。

「PFCなど、バランスよく食べることを意識しました。鶏胸肉、ブロッコリー、トマトなど野菜もしっかり食べ、ボクサー時代はあまり摂っていなかった炭水化物も食べて減量しました。全体的に食事量を上げ、身体をふっくらさせていったイメージです」

「女性らしい身体をつくる上で最も意識したのが脂質です。アーモンドやMCTオイルなど、良質な脂質を摂るようにしました。そうすることで肌荒れもせず、かつ便秘にもなりにくいんです。脂質をカットして減量すると、どうしても便秘になりやすく、便秘になると減量が進まなくなってしまうので。バランスの良い食事、特に良質な脂質を摂り始めたことで、身体の調子が良くなりました!」

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部 写真提供:小室菜々子

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