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26歳・保育士がメリハリ抜群のカラダを披露 子どもたちに“楽しい”体幹トレーニングを伝える

「“動物になりきる動き”で子どもたちに楽しく体幹を使って遊んでもらっています」。2023年のサマー・スタイル・アワード(以下サマスタ)関東予選でビキニモデル部門tallクラスで優勝した名取聖乃(なとり・さとの/26)さんは、保育士として忙しく働きながらもコンテストで見事結果を残した。ボディメイクに成功した名取さんは、「名取さんならでは」の工夫で子どもたちに健康や身体作りを伝えている。

【写真】名取聖乃さんがステージで披露したメリハリ抜群ビキニボディ

スキマ時間を上手に活用

名取さんは日々、シフト制で不規則な中、忙しく働く。

「朝早い日は6時45分から、遅い日は10時15分から、だいたい週5,6日働いています。シフト制なのでタイムスケジュールを管理しづらいこともありますが、減量中はなるべく疲労を溜めないように最低6時間は寝るようにしていますね。睡眠が取れないと減量が進んでいかないので」

「毎日同じリズムで動けるわけではないので、減量期はスキマ時間を有効活用していました。例えば朝早いときは帰宅後少し仮眠を取ってからジムに行ったり、遅いときは出勤前に近くの公園で散歩したりといった感じです。プラスで、子どもたちと全力で鬼ごっこをしたりして(笑)、勤務中もなるべく動くようにしていました」

 

ジム内での輪が広がったこともモチベーションに

名取聖乃さん

名取聖乃さん

忙しく働きながらもコンテストで結果を残した名取さん。モチベーションは「勝ちたい気持ち」と「ジムでの輪」。

「『出るからには勝ちたい、順位をもらいたい』という気持ちが一番のモチベーションですね。減量中はできれば休みたい日もありましたが、ジムには良くしてくれる方たちもいて、その人たちが背中を押してくれてやってこれた部分もありますね」

ジム内での輪が広がったことで、より継続しやすい環境に。

「一番最初にコンテストに出るときはジムに誰も知り合いがいなくて、一人でもくもくとやっていました。ある日『大会出るんですか?』とお声をかけていただき、そこから輪が広がっていったんです。一緒に有酸素をやってくれたり、情報を共有できたりと、理解者が近くにいることでかなり助けられているなぁと思います。様々な職業の方とも出会えることもいいですよね」

 

“動物になりきる動き”で楽しいトレーニングを子どもたちに伝える

名取聖乃さん

トレーニング中の名取さん

普段子どもたちと遊ぶ際、「名取さんならでは」の一工夫で子どもたちにいい影響をもたらしている。

「特に意識しているのは、楽しく、体幹を使いながら遊べるようにすること。例えば、ただプランクを子どもたちにやってもらうだけだと『何だこの動きは?』となってあまりノってくれないんですが、そこに遊び要素を加えることで子どもたちの食いつきも変わるんです」

「よくやるのは、“動物になりきる”ことです。“ワニ歩き”といってプランクの姿勢でワニになりきったり、“アザラシ”といってうつ伏せで頭部と脚を上げて背筋を鍛えたりと、楽しみながら体幹を使える遊びをよく取り入れるようにしています」

名取さんのこのような工夫には、子どもたちへのある想いがあった。

「みんなが小学校に上がったときに、しっかり姿勢よく椅子に座れるようになって欲しいんです。今は姿勢が崩れやすい子も多いので、小さいころから体幹を使うことで姿勢を良くして欲しいという想いがあります。そんな子どもたちからは『ゴーリキー』や、最近だと『カメックス』と、大型ポケモンいじりをされていますが(笑)」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史 写真提供:名取聖乃

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