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夫婦喧嘩で「大きい」と言われ奮起 大きな下半身を活かした深青のビキニ姿で魅せる

安西真澄選手「夏までに痩せる!」と決意しジムに通い始めるも、だんだん行かなくなって……。こんな経験をしたことがある女性も少なくないだろう。トレーニングを始める以前は、何でも上手くいかないと諦めてしまうことが多かったという安西真澄(あんざい・ますみ/41)選手は、トレーニングやボディコンテスト挑戦を始めてから、「目の前に壁があっても超えられる」ようになり、昨年はマッスルゲートのビキニフィットネスで何度も優勝に輝く活躍を見せた。そんな安西選手が自身の経験を通じて思う、挑戦や取り組みを成功させるための心構えとは?

【写真】筋肉質で大きいことを強みに変えた安西真澄選手の深青ビキニ姿

コンテストを通じて「目の前の壁」の超え方を知る

安西選手がトレーニングを始めるきっかけとなったのは、ある日の夫婦喧嘩中の出来事だった。

「夫に『大きい』と言われてしまって(笑)。まぁ私も散々文句言ってたんですが、その一言に大ダメージを受けて、丸一日自室に引きこもりました(笑)。これまでの大きな体格へのコンプレックスと、その一言がトレーニング開始のきっかけですね」

その後競技を始め、昨年はハイレベルな全国大会であるゴールドジムジャパンカップで出場した3カテゴリー全てで表彰台に登る活躍を見せるまでに成長した安西選手。「これまでは自分を認めることができなかったけど、競技を開始し、コツコツ実力を積み重ねてきたことで、だんだん自分を認められるようになった」と心境の変化を語ってくれた。

「以前は、何かやろうとしてもできない自分が恥ずかしいと思っていましたし、できない自分を知るのが嫌だから、新しいことへの挑戦もほとんどしていませんでした。今ではコツコツやっていくと壁を乗り越えられると分かりました」

誰しも、『できない自分』を直視するのは辛いもの。安西選手は、学生時代にも目の前に壁があったら諦めてしまうことが度々あったという。

「中学でバレーボールをやっていたんですが、あまり身長が伸びなかったので『向いてないかもなぁ……』と中学までで辞めてしまったり、小学生のころにはクラシックバレエを習っていたのですが、『ちょっと脚が太いね』と言われて、『向いていないならいいや』と諦めてしまったりということがありました」

ただ安西選手は、ボディコンテストへの挑戦を始めてからは、壁があっても諦めることはなかったという。その理由とは?

「コンテストは明確に大会日が決まっていて、いわば締切がはっきりしているじゃないですか。目標を立て、出ると決めて、そこに向けてPDCAサイクルを回して行動と改善を繰り返していけばいいので。しかも、大勢の前で筋肉を披露するわけですから、やるしかないですよね(笑)」

ダイエットは「100点中50点でもいい」

ボディコンテストでの経験で、安西選手は「コツコツやっていけば壁を越えられる」と実感できたそう。それは普段の仕事面でも活かされているという。筋トレを通じて内面がポジティブに変化したという声は良く聞くが、物事をポジティブに捉えられるようになった安西選手もその一人だ。

また安西選手は、よくSNSなどで身体作りやダイエットに関する相談を受けることもある。その中で安西選手が感じた、取り組みがうまくいかない人の特徴は「完璧主義」。

「相談してくださる方の中で、あまりダイエットなどがうまくいっていない人の傾向として、0か100か、といった極端な考えの方が多いように感じます。期日を守れなかったからもうやりたくない、みたいな。あとは頑張りすぎて自滅しているパターン。ダイエットで言えば、いきなり毎日トレーニングと有酸素運動と過度な食事制限を同時に初めてしまう人みたいな」

そんな「極端」や「頑張りすぎてしまう」人に向けて、安西選手なりのアドバイスが。

「完璧主義をやめられれば、上手く肩の力が抜けていいのではないかと思います。1㎏落とす予定だったけど、300gしか落ちなかった……という場合でも、『300g落ちたから、それでもよし!』としてもいいのではないかと思うんです。競技に出るとなるとまた違うかもしれませんが、一般的なダイエットの場合だと、100点中50点取れればいいや、ぐらいのマインドで取り組むと上手くいくと思いますよ!」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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