大人になってから何かに熱中するという経験は意外と貴重なものかもしれない。ベストボディ・ジャパンで活躍する永井李奈(ながい・りな/40)さんは30代後半でボディコンテストと筋トレに熱を入れるようになり、生活を一変させた。
【写真】永井李奈さんの女性らしいしなやかさを追求したビキニ姿の全身
30代になり代謝が落ちてきたことでボディラインが崩れてきたため、永井さんはボディメイクを始めた。
「ウエストラインが崩れただけでなく、フェイスラインまでどしっとしてきました。このまま歳を重ねたくないとジム通いを始めました」
1年弱のジム通いののち「このまま一人で続けていては大きな変化はない」とパーソナルトレーニングジムに入会。そこでベストボディ・ジャパンを目標にボディメイクをスタートさせた。
「トレーナーさんと徹底的に食事管理とボディラインを整えることをして、睡眠時間を削っても有酸素運動やウォーキング練習、ポージング練習をしました。大袈裟に思えるかもしれませんが、私にとっては命懸けで生活の全てを注いで挑みました」
しかし、結果は最下位。永井さんは一週間落ち込んだというが、今では「この経験があってよかった」と振り返る。
「負けた要因は主に自分自身に対する研究の足りなさで、ヘアメイク、魅せ方、気持ちの余裕など、ベストボディ・ジャパンのことを研究して挑んだつもりだったのですが、それは『つもり』で全く足りていませんでした」
睡眠時間の確保、健康美を追求する、自分自身をよく知ることに重点をおき、2年目となった昨年は富山大会でグランプリ、新潟大会、前橋大会では準グランプリと躍進を果たした。
永井李奈さんはコンテストに心血を注ぐようになり、仕事面でも変化があった。
「健康美を意識するようになり、食の重要性を痛感しました。今はパートナーとともにプロテインスムージーを提供するカフェとパーソナルジムが併設された店舗を切り盛りしています」
以前は周りの人たちの感情に振り回されることもあったという永井さんだったが、ボディメイクに熱中したことで変化があったという。
「筋トレをすることで自分に自信がついて、自分の中に軸ができました。人は人、私は私と考えられるようになました」
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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:永井李奈さん
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