「ボディメイクで大切なのはまずは続けること。ライフスタイルに合わせてパーソナルトレーニングでも、グループレッスンでも、運動習慣を生活の一部にすることから始めるのが一番だと思います」
4月7日（日）に行われたベストボディ・ジャパン2024東海大会ミス・ベストボディ部門ガールズクラス（18〜29歳）で準グランプリに輝いた伊藤優綺（いとう・ゆき/25）さん。柔らかさとハリのある曲線のまさに健康美といった身体を持ち、トレーニング歴3年にして全国決勝戦である日本大会も経験、現在はスタジオインストラクターとして自身だけでなく大勢の体型管理をする立場で活躍する伊藤さんに、ボディメイクについてのコツを聞いた。
「小・中・高とバスケ部に入っていて、せっかくの運動経験を止めたくないなと思い部活引退と同時にジムに通い始めました。といっても、高校3年生から大学2年生まではスタジオレッスンで楽しく運動するという感じで、ボディメイクのための本格的なトレーニングを始めたのは22歳からです。それまでは、体型は維持しているけれど食べる量を増やしたらすぐ太るというのと、成人式の写真を今になって見返すと全体的にぽちゃっとした雰囲気ですね」
筋トレを始め、筋肉量が増え出してから体重のアップダウンが減り、身体の印象が引き締まったという。
「週に3、4回、1回1時間強のトレーニングで、低重量×高回数の日、高重量×低回数の日と分けて筋肉への刺激を入れています。有酸素は今は逆にインストラクターの仕事の運動量が多いため、気を抜くと痩せすぎてしまうので減量期にもほぼしません」
増量、減量ともに食事を1日に5回に分けてこまめに補給するようにすることで、筋肉の減少や暴食が防げると語った。
「有酸素と食事制限だけで痩せると、細くはなっても身体のメリハリやヒップアップといった面では難しいかなと思います。徐々にマシンを少し触ってみる、パーソナルトレーニングに通って筋肉の操作感を身につけるなど、自身の環境に合わせてレベルを上げていくのが良いと思います。私はモチベーションの維持のために大会という場を活用しています。いつまでに痩せる、身体をつくるといったゴールができるとやらざるを得なくなるので、そういう目標を設定するのもボディメイクを長く継続させるために大事かなと思います」
取材：にしかわ花 写真：上村倫代
