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10歳の娘と二人三脚で挑んだサマスタ。手の角度から顔を動かすスピードまで揃った万全準備で観客を魅了

浅岡さん親子3月31日(日)、 大宮ソニックシティにて『SUMMER STYLE AWARD 新人類&ROOKIE CHALLENGE CUP 東日本予選』が開催され、浅岡裕美(あさおか・ゆみ/42)さん・那奈(なな/10)さんペアが親子モデル部門で準グランプリに輝いた。

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母である裕美さんがトレーニングを始めたのは2021年。当初はダイエットが目的であったという。

「コンテストを目指したきっかけは、パーソナルジム内で開催されたコンテストへ参加したことでした。目標があった方が頑張れる感覚があったので、昨シーズンからサマスタへの出場を始めたんです。しかし、親子モデルへの参加は今回がはじめてで……。一昨年たまたま観戦をしたサマスタで親子モデルをやっていたのがきっかけにはなるのですが、当時観客として観ていながらも本当に温かい気持ちになったのが忘れられなくて。昨年末に娘に聞いてみたら娘の口から”やってもいいよ”と言ってもらえたので2人で挑戦することになりました」

しかし、ペアでの出場は個人での舞台表現とは異なる難しさがあるのも事実。浅岡親子はどのようなレッスンを積んできたのだろう。

「ポージングは講師の(浅沼)雪乃先生のレッスンで”動きを揃える”ことを徹底的に意識してきました。手の角度、顔を動かすスピードなど細部にまでこだわりを持っていましたね。レッスンには教えられたことを忘れないよう、12月から2、3週間に1回のペースで通いました。娘も最初は緊張の面持ちでしたが、時間と共にリラックスした状態で受講できたみたいで。先生のアドバイスを素直に聞きながら、動画チェックも一緒にしました。当日も緊張はなく、ステージを楽しめたみたいです。今では私の心強いパートナーですね」

裕美さんの心強い『パートナー』となった娘の那奈さんも笑顔でレッスンの日々を振り返る。

「雪乃先生のレッスンでは"肩を外側にくるっと周りしながらストンと下ろす"とアドバイスをもらうことで、姿勢が良くなりました。先生のアドバイスはいつも分かりやすくて、姿勢を普段から意識できるようになったので背も少し高く見えるようになったと思います」

母の裕美さんは同日開催のROOKIEビキニモデル部門でも3位入賞という好成績を納めた。娘の那奈さんにも”かっこいい母”の姿を見せることができたに違いない。

「私は特にバックポーズを強化してきました。ビキニを着用するので胸のトレーニングもしっかりと取り入れながら、週5,6日の頻度で行っていましたね。子育てもあるのでトレーニングは基本的に娘が寝静まってから1日1〜2時間程度。減量中は朝の時間を使って有酸素運動に励んできました。両立は決して楽なものではありませんでしたが、ジムでの時間が自分の自由時間となり、毎日充実感でいっぱいでした」

今大会で親子出場が叶い、思わず笑みが溢れる母の裕美さんに大会を終えて感想を伺った。

「娘はまだ10歳ですが、子供と一緒になにか1つのことに取り組める時間って本当に貴重だと思うんです。レッスンへ向かう途中の移動時間で生まれる会話と流れる時間は、私にとってかけがえのない宝物です。2人きりの時間が作れたのはよかったですね。また、娘もここまで練習を重ねてきた内容を本番で発揮しようとする意識も感じられたことも、改めて成長を感じられました」

小学生ながら堂々たるステージングを魅せた娘の那奈さんからも穏やかな表情を見せる。

「お母さんと一緒に大会へ出られたことはとてもいい思い出になりました。本番はあまり緊張もしなかったです。舞台からはお客さんや審査員の方々がニコニコしている様子も見れて嬉しく思いました。お母さんが筋トレをしていることが私にとっては日常です」

フィットネスは小学生から楽しめる。浅岡ペアは多くの人に親子フィットネスの素晴らしさを伝えるきっかけを与えてくれたと言えるだろう。

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取材:池田光咲 撮影:北岡一浩

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