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夫婦喧嘩がきっかけで筋トレにのめり込んだ42歳がビキニボディで魅せる 「華奢」から「世界一」へ目標変化

安西真澄選手夫婦喧嘩で夫に「大きい」と言われたことでダイエットを開始し、昨年にはマッスルゲートのビキニフィットネス競技やレギンス競技で、多くの大会で表彰台に登る大活躍をした安西真澄(あんざい・ますみ/42)選手。今ではガッツリと身体を鍛え、「3年後に世界一になりたい」と目標を語った安西選手だが、ずっと「華奢になりたい」と考えていたという。安西選手が「華奢」から「筋肉美」を意識し始めた経緯や、目標である「世界一」を獲るために現在取り組むトレーニングについて語ってもらった。

【大会写真】コンプレックスを強みに変えた安西真澄選手のバックポーズ

「私にとってビキニフィットネス選手は、「女神」のようなイメージです。このような考えに至ったのは、ダンシーあずささんとの出会いがきっかけでした。

それまでは、身体が大きいというコンプレックスがあったこともあり、「華奢になりたい」と思っていましたが、ダンシーさんのパーソナルを受けに行った際、「筋肉がある人ってこんなに素敵なんだ!」と衝撃を受けて。ダンシーさんはステージ上でも、後光が差しているような気がしますし(笑)、私は特にダンシーさん、そして安井友梨さんに憧れを抱いています。安井さんとはいずれステージで並びたいと思っています。

2023年は主にマッスルゲートなど多くの大会に出場しましたが、2024年は一旦大会出場をお休みして、さらなる上半身の筋肉量増加に努めます。というのも、私は上半身が小さく、筋肉や脂肪がつきづらいようなんです。身体のゆがみや可動域が狭くなってしまっているので、もともとの骨格なので完治は厳しいですが、整体で可動域を広げたり、ゆがみを整えたりと注力して行っています。

特に一番重要視している部位が苦手部位の背中です。肩甲骨があまり動かせていないので、例えばワンハンドロウをやっても肩甲骨で引けずに身体を捻じって引いてしまっていました。原因は首が緊張していたり、肩で引っ張ってしまっていたりということが挙げられるのですが、そのせいか肩トレを行ったことがないにも関わらず、「いい肩してますね!」と褒められることもあったり(笑)。ただそれは背中で引けていない証拠でもあるので、一番はワンハンドロウイングをメイン種目として肩甲骨の操作などを意識して改善していっています。具体的には使用重量を落とし、呼吸法で身体の緊張を取って、他の箇所に無駄な力が入らないように、ゆっくりした動作を意識してフォーム改善を行うようにしています。

さらに、背中をより内側からほぐし、効かせやすくするための「背中呼吸」、最大限に身体をよく見せるための「関節の中心化」にも取り組んでいます。「背中呼吸」はトレーニング前に8呼吸ほど、お腹は固め気味で背中側に空気を送りこむイメージで行い、背中を内側からストレッチしつつ、反りやすい体幹をニュートラルに保てるようにする目的です。「関節の中心化」は、関節の接触面が最大化するポジションになるように、主に肩関節、股関節をネジネジしてもらい、腕や脚がまっすぐピンと伸びるようにします。これをやることで、その人の骨格の中で一番いい身体の見せ方ができ、なおかつ身体の機能が整うことで使用重量アップ、筋肉量アップを図れます。これらの取り組みで、最終的な理想である「自由に動ける、身体機能を高めた身体」を作っていっています。

今後の目標は、45歳で世界選手権で優勝すること。残り3年しかありませんが、マスターズクラスではアジア人が台頭してくるイメージなので、それまでに理想の身体に近づいていくことで優勝を狙えるのではないかと考えています」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:北岡一浩

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