1年のうち半分はロンドンにいるという平澤貴子(ひらさわ・たかこ/57)さん。日本とロンドンの往復が日常だという平澤さんは、どのようにボディメイクをし、プロポーションを保っているのだろうか。
「CAの仕事などで、1年の半分をイギリスで過ごしています。日本にいる間はジムやパーソナルトレーニングを受けたり、ベストボディの公式レッスンに行ったりしています。イギリスでは基本的に1人で黙々とトレーニング。一度、パーソナルトレーナーをお願いしたことはあるんですが、英語だと細かなニュアンスが伝わらなくて。日本語が話せるトレーナーを探しています(笑)」
ロンドンでも毎回ジム会費を払っているのかと思いきや、滞在しているホテルについているジムを利用しているという。ジム併設のホテルが多いそうで、ホテルのランクによって設備の充実具合が異なり、宿泊者はジムを無料で使うことができる。
できるときで週に2回、仕事が忙しいときは月に1回ほどしかトレーニングできていないそうだが、スラリとしたボディラインを保つために食事は日々気をつけているという。
「CAの仕事で海外に行くと時差ボケもあり、食事が不規則になりがちです。食べ過ぎることもありますし、コントロールが難しいです。でもその分、数日内で調整するように心がけています。もちろん外食もしますがロンドンは1食の量が多いので、“ 腹8分目 ”を意識して食べるようにしています」
2人のトレーナーから聞いた「体型作りに一番必要なのは食生活」の言葉を守り、食事量のコントロールでコンディションを保っている。少し特殊で多忙な平澤さんにとってはベストな選択肢なのだろう。
日本にいられる期間も限られているため、「自分が日本にいられる間、日程的に出られそうなベストボディ・ジャパンの大会にエントリーするようにしています」と平澤さんは話す。大きな大会で成績を残すことも大事だが、一緒に出る他の選手たちと仲良くなれることがとても楽しいのだそうだ。
6月22日(土)に行われた『ベストボディ・ジャパン2024松山大会』のクイーンクラスで優勝を果たした平澤さんが、今後の意気込みを話してくれた。
「コロナ禍でやることがなくなり、始めてみた筋トレがこんなに楽しいものだとは思っていませんでした。今では、次の日に筋肉痛が来ると『頑張ったんだな』と、なんだかご褒美のように思えて(笑)。トレーニング頻度は少ないと思いますが、顔と違ってやった分だけ身体は引き締まる。年齢に関係なく、美しい歩き方や姿勢を意識するようになれて自分を変えてくれた大会に今後も出続けていきたいです!」
取材:小笠拡子 撮影:山口夏織