ベストボディ選手 コンテスト

シングルマザーの美容室経営者が披露したくびれボディ 多忙ながらコンテストで活躍

塩谷(田中)伊甲子さん「まずは私が行動し、挑戦する姿や、頑張っている背中を娘や私の美容室に来て下さるお客様に見せたくて、この1年半やってきました」

こう話すのは美容師の塩谷(田中)伊甲子(しおたに・いきこ/46)さん。ベストボディ・ジャパン近畿大会(8/18開催)ウーマンズクラス(40~49歳)3位、同時開催のモデルジャパンでも3位入賞した。

【写真】塩谷伊甲子さんの引き締まったボディ

塩谷さんはシングルマザーで、1人で子育てをしながら約20年美容室を経営してきた。

「子育てと仕事、スタッフ教育と、がむしゃらに過ごしてきました」

「毎日美容に携わる仕事をしてきて、顔や髪の毛については詳しいけれど、ボディメイクについては全く未知の世界。子育てが終わって45歳になった節目に、何か挑戦したいと思い、筋トレをはじめました」

トレーニングを始めたころは「筋肉痛の嵐で辛かった」というが、1年続けると体力がついて、ボディラインも変わってきた。「目標を持ってトレーニングしよう」とトレーナーさんの勧めでベストボディ・ジャパンに挑戦することを決めたそうだ。

コンテスト出場にあたって、美容師ならではの苦労があった。

「美容師の仕事は、毎日長時間立ちっぱなしでハードワークです。疲労感がある中で日々のトレーニングをすることのモチベーションの継続が大変でした。また、仕事の途中に何か食べるということが難しいので、増量期間にあまり食べられず、思うように増量できまでした」

地理的な問題もあったという。

「週末の休みがなく、公式レッスンの開催がない富山に住んでいるため、ウォーキングやポージングのレッスンへの参加は月に1回。3月から7月まで計5回富山から新潟まで片道2時間かけて通いました」

初めて出場したのは今年7月の富山大会。

「大会に向けて身体を作り、一生懸命練習をしてきましたが、ポージングを間違えてしまい、自分にとっては悔いの残るステージでした」

「正しい姿勢や歩き方など奥が深く、その全てが自分のプラスになっていて、まだまだ伸び代しかありません。大会に挑戦することは、自分自身の美しさへの挑戦にも繋がると思っています」という塩谷さんは、これからも大会に出場してグランプリを目指すつもりだ。

「筋トレ未経験の45歳から始めたボディメイクですが、筋肉の成長ととも第2の人生も成長させてもらっている気分です。これからも挑戦を続け、成長していけるように頑張っていきたいです」

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

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佐藤奈々子選手
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