ベストボディ選手 コンテスト

ボリュームあるヒップで魅了した52歳・弁護士 ペラペラなお尻から進化 医療法人の役員も務めながらボディコンテストでグランプリ

コンテスト出場を目指すきっかけとなった出来事は今でも忘れられないものだ。

11月24日(日)に東京都・両国国技館にて開催された『ベストボディ・ジャパン日本大会』のミス・ベストボディ部門クイーンクラス(50~59歳)でTOP10入りをし、さらに10月14日(月)の『ベストボディ・ジャパン2024ジャンル別&職業別東日本大会』のミス・ベストボディ弁護士部門で優勝を掴んだ溝上聡美(みぞかみ・としみ / 52)さん。同大会ではダブルエントリーで出場したミス・ドクター&医療従事者部門でも3位入賞を果たし、多くの観客を魅了した。

【写真】弁護士・溝上聡美さんの白肌ビキニボディ

大会当日は満面の笑みで観客を引き込んだ溝上さん。

「大会出場は仕事関係で知り合った知人に勧められたのですが、弁護士という職業柄露出の多いボディコンテストはなんとなく心理的なハードルが高く、挑戦には至っていませんでした。でもそんなとき、お腹に腫瘍が見つかってしまって。致死率も高いとされており、手術をしても100%助かるとは言えない状況でした。でもこれをきっかけにある意味吹っ切れることもできて。どうせ死ぬなら人生でやったことのないことに挑戦しようと思ったんです。最終的には手術の1週間前に奇跡なのか、あったはずの腫瘍が無くなっていて。そこから2年経った今でも健康に過ごすことができています」

そうして昨年から大会出場をスタート。筋トレの知識はないため、トレーニングの内容はトレーナーに一任しているというが、今回はお尻の強化に力を入れてきたと語る。

「昨年までの私の身体はお尻のボリュームがあまりにも無くて……。『ペラペラ』という表現ができてしまうほどの状態でした。今回は『ペラペラ』なお尻にボリュームを出すため、床からバーベルを引き上げるデッドリフトやヒップスラスト、自重トレーニングに取り組んできました。自宅ではヨガも行い、体幹や身体のバランスを整えましたね」

普段は弁護士として活動をしながら、医療法人の役員という一面ももつ溝上さん。多忙な日々の中、どのように時間を捻出してきたのだろう。

「トレーニングの時間は仕事の合間を縫って励んできました。でも、一番大きいのは周囲の方たちの理解と協力だった思います。実は大会当日もクライアントさんが応援に来てくださっていて。わざわざ時間を作って応援してくださる方たちのためにも。舞台を楽しみつつ頑張ろうとモチベーションにしていました。大会終了後は切り替えて、さらにお仕事を頑張ります!」

溝上聡美さん

スポーツ経験はこれまでなかったという溝上さん。たとえ運動が得意でなくても、フィットネスは続けられるということを証明したと言えるだろう。

「スポーツ経験のない私でもここまでできているので、ボディメイクは誰にでもできることだと思いますし、それが魅力の一つだと感じています。知識がなくても、今では少しずつ筋肉のことも分かるようになってきました。大切なのは継続をすること。『うさぎと亀』という童話のように、亀さんでも前には進みます。身体が硬く、筋肉もなければ猫背で姿勢も悪い。仕事しかしてこなかった私でも変わることができたのが何よりも証明になると思います。まずは1歩踏み出してみませんか?思いがけないところに楽しさを覚えるかもしれませんよ」

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取材:池田光咲 撮影:中島康介

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佐藤奈々子選手
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