元気いっぱいな小学1年生の担任をしている坂本知里(さかもと・ちさと/35)さんは、ベストボディ・ジャパン協会が運営するボディコンテストに出場して、今年で4年目だ。小学校教師として多忙な教師生活を送るなか「わずかな時間でも筋トレをしている」という坂本さんに、筋トレルーティンや継続するコツについて伺った。
学生の朝は早く、教師である坂本さんの朝も早い。一体どの時間帯に筋トレをしているのだろうか。
「平日の朝は5時半には起きて、7時には出勤です。帰宅は19~21時くらい。23時半には寝たいので、仕事から帰ってすぐにジムへ行って筋トレをします。遅くなるとわかっている日は、早起きをして出勤前にジムに寄ることもあります」
家事や次の日の準備などの時間に追われ、「平日のジムトレーニングは短時間」と話す坂本さん。
「平日の筋トレ時間は、およそ30分。トレーニングの部位分けは、脚と背中でまわしています。仕事終わりだと疲れていて、長時間のトレーニングは難しいのです。そのかわり気力と体力が回復している土日のトレーニングでは、満足いくまでしっかりと気になる部位を行っています!」
30分という限られた時間に行うトレーニングメニューは「その日に応じて組み合わせている」そうだ。
「脚やお尻の日は、アブダクション・ヒップスラスト・ブルガリアンスクワット・レッグプレスから選びます。背中の日は、ラットプルをグリップを変えて3種類と、シーテッドロウ。上半身の種目はとても苦手なので、これから頑張りたいところです。上半身も下半身も、10~15回を3~4セット行います」
忙しい中でも、短時間であっても時間を作り、筋トレを続けられている秘訣について伺った。
「私は、なにか目標があれば頑張れます。『この日までに体脂肪率〇〇%にする!』や『この大会に出る!』といった目標を設定することで、その目標に向かって努力します。私は目標がないとダラダラしてしまって、まったく頑張れないんです。トレーニング中は、目標の大会のイメージで選曲した1曲を、延々とリピートして聴いています。気分も盛り上がっていいですよ」
ジムに行き1~2時間のトレーニングをしているコンテスト出場選手が多いなか、30分でも時間を作り、地道にトレーニングを続けて大会に出場している坂本さん。「今日は時間がないから」と運動することを先延ばしにしてしまいがちな、多忙な現代人には坂本さんのトレーニングルーティンをぜひ参考にしていただきたい。
取材・撮影:山口夏織
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。
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