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48歳・元レースクイーンの実業家が白肌モデルボディで魅せる 「1日1食」の不健康生活脱却しグランプリ【筋トレ】

7月12日(土)に開催された『モデルジャパン2025静岡・浜松大会』で、ミス・モデルジャパン部門ウーマンズクラス(40~49歳)にて、大会挑戦初シーズンである、山内智恵(やまうち・ちえ/48)さんがグランプリを獲得した。

【写真】山内智恵さんの白肌モデルボディ

元人気レースクイーンとして活躍した山内さんは、現在、デコレーション技術をアートとして提供する株式会社スプリングの代表取締役を務める実業家でもある。会場には当時からのファンも駆けつけ、優勝の喜びを分かち合った。

1日1食の不健康体型からのスタート

山内さんがトレーニングを始めたきっかけは、友人たちからの心配だった。

「元々食が細く、1日1食でも平気でした。体型はただ細いだけで、お尻もなくひょろひょろの私を見て、『年齢も年齢だからトレーニングした方がいいよ』と何度も言われて始めました」

トレーニングを始めて驚いたのは代謝の変化だ。「空腹を感じられるようになり、白米3杯をペロリと食べられるようになった」という。トレーニングと食事管理により痩せすぎだった体型や姿勢の悪さが改善。以前は年齢よりも老けて見られることも多かったが、「活力と瑞々しさが戻ってきたと言われる」とうれしさを語る。

「特に『尻トレ』には力を入れています。5種目以上で細部まで鍛え上げています。これからもっとお尻と太ももの境目がくっきりした、弾けるような上向きの造形を目指したいです」

1日の大半をデスクワークで過ごす影響から、姿勢の悪さはまだまだ改善が難しいと感じるものの、努力が成果につながる喜びを感じているという。

48歳での新たな学びとさらなる挑戦

これまで応援側としてベストボディの会場を盛り上げてきた山内さん。選手として舞台に立ったことで新たな視点が増えたという。

「選手の方々の努力の大きさを、身をもって知りました。仕事や育児をしながら身体を作り上げる大変さ、ステージに立つまでの、頭のてっぺんから爪の先まで自己管理を積み重ねてきた背景がリアルに感じ取れるようになり、今まで以上に感動しました」

「肉体を通じてメンタルも鍛えられているからか、選手たちは皆優しく、楽しく心地よい雰囲気でした」と、コミュニティの温かさも印象的だった。一方で、「優勝はいただいたけれど、まだまだ改善点は多い。着実に進化したいです」と気を引き締める。今後は日本一を決める全国大会への挑戦を視野に入れる。

山内さん

「新参者ですが、全国の舞台で波乱を起こしたい。ゆくゆくは『この選手とは戦いたくない』と思われるような選手になりたいです」

力強く目標を掲げる山内さんの姿は、年齢や経験にとらわれず、努力で自分を変えていくことの楽しさと可能性を多くの人に示している。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。

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