8月10日(日)、横須賀市文化会館で行われた『モデルジャパン神奈川・横浜大会』。ウーマンズクラス(40歳〜49歳)でグランプリに輝いたのが、松本知美(まつもと・ともみ/40)さん。昨年8月に大会初出場、すぐに頭角を現し日本大会(11月24日開催)で3位入賞という実績を残した松本さんのボディメイクへのこだわりとは。
「学生時代にはバスケットボールでインターハイに出場。その後も変わらず身体を動かすのは好きで加圧トレーニングに週1ペースで7年ほど通っていましたが、大会出場を決めてからはそれをペースアップ、大会出場直前にはほぼ毎日行っていました」
3人の子を育てる母でもある松本さん。加圧トレーニングは短時間で効率良く鍛えられるところが気に入って長く続けてきた。
「でも最近トレーニング方法を変えたんです。いまはパーソナルトレーニングを週1回、プラス自主トレを週3、4回。もっと立体的な身体になりたくて、パーソナルでは高重量で追い込んでもらっています」
いま注力しているパーツは背中とお尻。特にお尻はどこから見ても丸くて質感のあるフォルムを目指して日々鍛え続けている。それにともない、筋トレの頻度も所要時間も増えているが「子どもの習い事送迎などの隙間時間にはなるべく24時間ジムに行く」などの工夫でトレーニングを日々の生活のなかにうまく組み込んでいる。
「まだまだ筋肉を育てたいので、食事もふだんは炭水化物、タンパク質中心に、量をしっかりと取ることを心がけています。その一方で、大会前にはしっかりと絞ります。足がむくみやすいので、カリウムの多い食品のほか、むくみに効果のある漢方も取り入れ、この横浜大会に向けては20日ほどで約2kg減を達成。完璧と言える仕上がりでこのステージにのぞむことができました!」
さらなる飛躍に向けた課題はステージングだと言う。
「性格的にせっかちなので、せかせかしたパフォーマンスに見えないように堂々とパフォーマンスすることを心がけたのですが、友人からは『元気がない』『覇気がない』と言われてしまいました(笑)。また完璧さを求めてステージを楽しむことができなかったので、もっと心から楽しむことでのキラキラ感を醸し出せたらとも思っています」
大会初出場は「ノリ」、ゆえにその準備の大変さから「1回でやめよう」とも思ったが、周囲からの反響や応援に「引けなくなった」ことで昨シーズンを戦い切った松本さん。「とことんやる」と決め、輝かしい実績を更新しながらいまもなお、さらなる成長を目指し、進化を続けている。
取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
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