「油断するとすぐワガママボディになってしまうんです。だからこそ毎年コンテストに挑戦し続けたい!」
そう語るのは9月6日(土)神戸芸術センターで開催されたベストボディ・ジャパン主催の『ジャンル別・職業別西日本大会』のミス・ベストボディ・公務員部門でグランプリ、『モデルジャパン』ウーマンズクラス(40〜49歳)で準グランプリを獲得した、津川由香(つがわ・ゆか/42)さんだ。7歳、10歳、12歳、15歳の4人の子どもを育てながら公務員として働く多忙な日々の中で、華やかなステージに立ち続けている。
毎日の激務と子育て、忙しい日々の中でのトレーニング
トレーニング歴は5年になる津川さん。きっかけはコロナ禍の運動不足解消だった。以来、仕事帰りや休日にパーソナルトレーニングを続けてきた。現在も毎日激務のため「学童のお迎え前や仕事終わりのほんの少しの時間でもトレーニングに充てる」ことを欠かさない。
「まとまった時間がなくても、自分次第で身体は変えられると信じて頑張っています。食事は子どもが7歳から15歳までの4人で、育ち盛りなので脂質をしっかり取れる和食を中心に用意しています。でも自分自身は高タンパク・低糖質・低脂質を心がけています。特に夜は糖質を控えるなど、同じ食卓であっても工夫しています」
そんな津川さんのコンテスト出場歴は4年になる。
「私はレースクイーンだったのですが、トレーニングを始めてから、レースクイーン時代と比べてもボディラインにメリハリができたと思います。コンテスト歴は4年で、油断するとすぐワガママボディになってしまうので、だからこそコンテストには毎年挑戦し続けたいですね」
大会1カ月前の追い込みで身体が変わる
津川さんが『身体が劇的に変わる』と感じるのは大会1カ月前の追い込み期。
「人間、追い込まれたときにしか変わらないです(笑)」
切羽詰まった状況だからこそ出せる力があるという。トレーナーやエステティシャンから「変わったね」と声をかけられる瞬間に、努力が形になったと実感できるそうだ。津川さんは、実はトレーニングが得意ではなかったが、パーソナルトレーナーと一緒に取り組むことで筋トレが楽しくなり、今では生活に欠かせない存在に。「好きな洋服を着られるようになり、美意識も格段に上がった」と語る。
コンテスト出場を通じて、自信を得て、人生そのものが豊かになった。
「どんなに激務で忙しくても、自分次第で人は変われます。You can do it.」
取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁
執筆者:柳瀬康宏
『IRONMAN』『月刊ボディビルディング』『FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格:NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動。2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに挑戦中。
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