9月28日(日)に高知県で開催された、ベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン高知龍馬大会』。ウーマンズクラス(40〜49歳)で3位入賞となったのは、森下優希(もりした・ゆうき/41)さんだ。
【写真】キュッと引き締まったラインが美しい、森下優希さんのビキニ姿
「初出場で3位をいただけて、本当にうれしいです!」と、笑顔で話す森下さん。普段は、肌質改善・体質改善の専門サロン『BLOOM』でエステティシャンをしている。ボディメイクを通して学んだことは、自身の仕事にも生かされているそうだ。
「抵抗があった」ジムトレが「楽しい!」へ
ボディメイクのきっかけは、当時高校生で別団体の大会に出場していた息子さんからパーソナルジムを勧められたから。それまで自己流でダイエットをしていた森下さんは、「ジムでのトレーニングに抵抗があった」と話す。
「学生時代、部活動でジムを利用したときは知識がなく、トレーニングに面白さを見出せませんでした。ですが、パーソナルトレーニングでは、おしゃべりしながら楽しくトレーニングができたんです。また、筋肉のことや将来の身体の変化について丁寧に教えてもらえることも面白くて」
パーソナルに通うと同時に、エステティシャンとしての活動も始めた森下さん。トレーナーに優しく寄り添ってもらえた経験は、自身の仕事にも大いに参考になったそうだ。
「トレーナーさんが私にしてくださったように、私もサロンに来てくださるお客様の悩みや希望に寄り添い、その方の可能性を引き出すことを心がけています。パーソナルから大切なことを学ばせていただきました」
こうして、1年ほどパーソナル続けているうちに身体も心も変化が表れ、森下さんはますますボディメイクの世界にのめり込んでいった。
弱い筋肉を活性化させて、脚の引き締めに
特に実感したのは、年齢による身体の変化に対して筋肉でカバーできるということ。お尻の下がりや脚のラインの変化、体力の低下などを筋力トレーニングで補うことで、走れるようになり、体力がつき、脚のラインも変わっていった。
ユニークなのはインナーサイ(内転筋を鍛えるマシン)のやり方。マシンに後ろ向きで座り、座面に膝を立てて閉じるというフォームで取り組んでいる。
「私が今まで使えていなかったお尻の筋肉が活性化され、脚全体がキュッと細くなりましたね。細かな部分で言うと、脚の外側の付け根にあったお肉やお尻が引き締まってきました」
ボディメイクを始める前は、体型を年齢のせいにしていたという森下さん。だが、ベストボディの大会で年上の選手たちが活躍する姿を見て、年齢は関係ないと実感した。努力次第で何歳からでも筋肉は育ち、美しいシルエットを手に入れられることを、自らの身体で証明している。
始めるまでは抵抗があったジムでのトレーニングも、パーソナルという方法とトレーナーの寄り添いによって、楽しく続けられた森下さん。ボディメイクは森下さんの身体と共に、心まで成長させてくれたようだ。
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取材・文:小笠拡子 大会写真:山口夏織 写真提供:森下優希
小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉観戦が大好きなので、毎月コツコツ大会鑑賞の貯金をしている。
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