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痩せ方がわからなかった52歳が14kgダイエットし、姉妹でコンテスト入賞「最初は1週間に1回10分歩くのが精いっぱいだった」【筋トレ】

10月26日(日)、『ベストボディ・ジャパン2025関西大会』が大阪国際交流センターで開催された。クイーンクラス(50歳〜59歳)では、谷口順子(たにぐち・じゅんこ/52)さんが5位、姉の玉井裕子(たまい・ゆうこ/55)さんも4位となり、姉妹での入賞となった。

【写真】谷口順子さんの引き締まったボディ

谷口順子さん

どうやって痩せたらいいのかわからない

谷口さんは学生のころからぽっちゃり体型。1年前は身長161cmに対して、体重60kgだった。

「ずっと痩せたいと思っていました。でもダイエット迷子でどうやって痩せたらいいのかわからなかったんです。たまたま肉体KAI造倶楽部で姉のパーソナルトレーニングを見学することになり、金谷光晃社長が指導している姿を見て感銘を受けました。熱心さ、真剣さ、情熱。『金谷社長についていかなかったらどんな人に付いても痩せることはできない、人生最後のチャンスだ』と思い、私も通うことに決めました」

谷口さんは金谷社長に伝えた。

「洋服が好きなのにおばちゃん体型で何を着ても似合いません。目標は上下が分かれた服を着ること。ウエストを隠すファッションじゃなくて、トップスをインしてスカートを履きたいです」

「上下セパレートは当然です、へそ出しで行きましょう!」

50代には50代の痩せ方がある

谷口さんは週2回、和歌山市内から1時間ちょっとかけて大阪まで通い始めた。まず言われたのは、朝食前に有酸素運動をすることと、食事に気を付けること。

「『有酸素運動を週2日、心拍数120~130で最初は30分から頑張って。散歩は自分のペースになるのでダメ、近くのジムを契約してマシンで歩いてください。大丈夫、慣れるから』、と言われました。それまでは1週間に1回10分歩くのが精いっぱいだったのですが、だんだん慣れて、最後は毎日歩くようになりました」

「『毎食何を食べたか報告すること。最初は外食してもいいけど選んでね。ご飯はお茶碗軽く一杯で、糖質は抜かないで。揚げ物など脂質に気を付けて。和菓子、果物はいいよ』ということでした。スイカには随分助けられました。朝は濃いめのプロテインに豆乳100cc、オートミール30gを混ぜてドロドロの状態のものに、ラズベリーなど冷凍フルーツを入れて飲みました」

「『急激に痩せてもリバウンドするし、50代には50代の痩せ方がある、腰も痛めやすい』、と豊富な知識で常に寄り添い並走していただきました。筋トレも軽い負荷から始め、バーベルのスクワットは初めシャフトだけで、徐々に重りをつけて30kgで15回を3セット。腹筋やバーピーなどもしました。体重ははじめの2、3週間動きがありませんでしたが1カ月で1kg、2カ月でさらに1kg、半年経つと8kg落ちました」

姉からの誘いに感謝

5年前からベストボディ・ジャパンに出場している姉の裕子さんからは『一緒に出よう』と誘われていたが、そのたびに断っていた。

「体重は8kg落ちてから停滞していました。姉から『目標を決めたら痩せるよ』と言われて、3カ月前にベストボディに出ることを決めました。そこから無理せずに6kg落とすことができました。姉は何年も諦めずに誘い続け、痩せるきっかけをくれて本当に感謝しています」

「大会では、他の方たちと違和感なく並べる身体になることが目標でした。結果は、サッシュまでいただけて夢の舞台でした。エントリー後にはたくさんの人から『姉妹対決が楽しみ』と言われ、ポージング練習の励みになっていました。たまたま姉がゼッケン1番、私が2番で、前を歩いてくれたので安心感がありました」

ダボっとしたTシャツにレギンスから始めた谷口さんのトレーニングは、スポブラとレギンスになった。

「人生最後のチャンスだと思ってダイエットして本当によかったです。もう元の体型には戻りたくないので、キープできるようにがんばります」

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取材:あまのともこ 撮影:岡 暁

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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