11月23日(日・祝)に開催された『ベストボディ・ジャパン2025日本大会』のガールズクラス(18〜29歳)に出場しTOP10入りしたのは、北海道から参加したマンビ・マクシーン(27)さん。今年初出場した北海道・札幌大会で満点の300点を獲得し、グランプリを手にした。挑戦を決めたのは今年4月。筋トレ習慣を本格的に持ち始めたのもその頃だった。

運動は好きでも、コンテストは未知の世界だった
マクシーンさんが筋トレを始めるきっかけとなったのは、北海道にあるフィットネスジムでアンバサダーを務めていたことだった。とはいえ、当初は月に数回来る程度で、トレーニングが習慣化していたわけではない。
「ジムのトレーナーさんに数年前から『ベストボディ・ジャパンに出てみたら?』って何度も言われていたんです。『明確な目標ができるとトレーニングも習慣化するし、ボディメイクも形になるよ!』と勧めていただき、それが心に残っていました」
27歳の現在、29歳までの年齢制限が設けられている「ガールズクラス」に出場できる期間は残りわずか。「今やらなきゃ」の思いが強くなり、今年4月に挑戦することを決めた。
運動神経は幼い頃から良く、特にヒップホップダンスを習っていた経験が今の身体感覚にも生きている。しかし“目標を持った身体づくり”は初めてだった。
「ストレス発散として運動は好きでした。でも目標を持つと、こんなに筋トレの質も気持ちも変わるんだって思いました」
そうして迎えた初ステージの北海道・札幌大会。出場人数は多くなかったものの、満点のグランプリという評価は確かな自信につながった。
DJ生活の昼夜逆転から一変。筋トレが“毎日を輝かせる習慣”になった
マクシーンさんの本業は北海道で活動するクラブDJ、ラジオDJ、MC。さらにモデルとしての仕事もこなすマルチな存在だ。モデルとして活躍しながらも4〜5年前までは、クラブ中心の生活で昼夜が逆転し、テキーラを飲みながら朝までDJを回す日々だったという。
「今思えば、生活習慣も食事も身体のことを何も考えてなかったです(笑)。そこから生活を見直して、食事も整えて、トレーニングを始めて……毎日がすごく輝くようになりました」
現在のトレーニングは週4回、約1時間。ライフスタイルが整ったことで仕事にも良い影響が広がり、パフォーマンスも安定した。
「挑戦する過程そのものが“自分磨き”になっていて、自分がなりたい姿に近づいてる実感があります」
最後に今後の目標を聞くと、表情を引き締めて答えてくれた。
「まずは日本大会でグランプリを獲得することです。今はそこしか見ていません」
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:高坂裕希










